映画【6アンダーグラウンド】感想(ネタバレ)

6-underground
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●こんなお話

 身分としてはもう死んでいる人たちが独裁国家でクーデターを起こすために戦う話。

●感想

 冒頭からイタリアでカーチェイスが長いことあって、さすがのマイケル・ベイ作品を見ていると感じさせてくれました。人間が車に吹き飛ばされる描写とかすごい迫力でした。超強力磁石で人間が何十人も引っ張られるとかも面白いシーンでした。グロ描写も楽しい描写の1つでした。

 話のテンポが結構悪くて、独裁者を倒すために独裁者の弟を代わりにたてようとするというシンプルなものですが、それが始まるまでは開始1時間以上と遅くて、それまで冒頭に長いカーチェイスがあって、それと独裁者を倒そうと説明と主要メンバーの紹介が交互に描かれていって、何の話が進んでいるのかと興味が続かない構成でした。そのため、迫力の爆破やアクションがあってもそこにエモーションを感じることができなかったです。

 時間をかけている割には、チームプレーものとしてもキャラクターの描きわけが不足しているため。香港でのミッションが始まっても、暴走する人が出てきたり、取り残される人が出てきたりするのが、突然すぎて戸惑う豹変、展開が多かったです。そこでも助ける見捨てるで揉めたりして、チームとしてずっとうまくいっていなくて、ダメダメのチームでした。失敗ばかりだと思ってたら、クライマックスの革命を誘発させるところでは、銅像に簡単に爆弾を仕掛けて爆破して、民衆を誘導するとか簡単すぎてあっけなかったです。そのため独裁者を捕らえる捕らえないのクライマックスも危機感や緊迫感はなく、かといってさっきまでもめていたチームなので軽口を叩きあって進んでいってもコメディ感も少なく全体的に退屈のアクションシーンでした。

 ちょっとファミリー感のない出来の悪い「ワイルドスピード」シリーズのような印象の映画でした。

☆☆

鑑賞日:2020/05/06 NETFLIX

監督マイケル・ベイ
脚本レット・リース
ポール・ワーニック
出演ライアン・レイノルズ
メラニー・ロラン
ベン・ハーディ
デイヴ・フランコ
アドリア・アルホナ
マヌエル・ガルシア=ルルフォ
リオル・ラズ
コーリー・ホーキンス
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