映画【四十九日のレシピ】感想(ネタバレ)

Shijûkunichi no reshipi
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●こんなお話

 妻であり母である女性を失った父と娘が、遺言に従って四十九日の宴会を開く話。

●感想

 妻を亡くして孤独なお父さんと結婚して東京で暮らす娘。けど娘は不妊に悩み更には夫の浮気で実家に戻ってくる。実家にはゴスロリファッションの女の子がいきなり現れて父親の世話をしている。彼女は亡くなった母親が働いていた施設の子で母親にお世話するように頼まれていて四十九日の大宴会までを開こうとする。

 登場人物全員が何かしらの不幸や過去を背負っている。それを乗り越える姿を丁寧に描いていたと思います。
 最初は大宴会に消極的だった父親、けど娘の旦那のもとを訪れたら、もう家庭があることを知り復縁が不可能だと知るところから大宴会をする方向へと気持ちが動いていきます。娘は母親とは決して上手な関係ではなかったところを母親がお世話していた女の子と日系ブラジル人と接していくうちにその心が変化していく。
 二階堂ふみさん演じる女の子がこの家庭の中で異彩を放っていて、周りの人たちの傷を癒していく存在。
 母親は回想などで登場してその人となりが紹介され、彼女が遺したお手製のレシピや生徒たちを通してその存在に触れていく。

 個人的にクライマックスの大宴会はもっとはじけたほうが面白いと思いましたが、大きなうねりがないけれど120分、自分自身や他者との関係を見つめ直していく良い映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2014/06/05 DVD

監督タナダユキ 
脚本黒沢久子 
原作伊吹有喜 
出演永作博美 
石橋蓮司 
岡田将生 
二階堂ふみ 
原田泰造 
淡路恵子 
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