●こんなお話
CIAの大金を巡って、DEA、CIA、海軍、マフィアの四つ巴の戦いの話。
●感想
銀行強盗をしようとする主人公たちがいて、時間が遡ってメキシコの麻薬カルテルから依頼を受けるところから始まります。
銀行強盗したら予想以上の大金で焦るけど、主人公同士が揉めて1人が金を強奪。盗んだ主人公の方は海軍の潜入捜査官で、上官に金を渡しに行って身分を戻してもらおうとしたら裏切られて金を奪われる。もう1人の主人公は麻薬捜査官で、上司はCIAに殺害されてCIAの金だから取り戻せと脅迫される。
主人公同士がタッグを組んで金を取り戻そうと考えて麻薬カルテルのボスを拉致してあの大金は何だと脅迫してCIAの金だということになる。そこに海軍の悪人が突入してきて逃走。けど麻薬カルテルが襲撃して捕まる主人公たち。
麻薬カルテルに殺されそうになるけれど、海軍の金庫にあるということで解放されて主人公たち海軍基地に突入。1人が金庫を探って1人はさらに偉い上官に訴えるけど追い出されるし、しかも金はなかったということに。麻薬カルテルに捕まっていた主人公の元恋人は射殺されてしまう。主人公が元恋人といたモーテルを調べたら大金がそこにあった。
海軍、麻薬カルテル、CIAが集まったところに主人公が大金を持ってくるけど銃撃戦になって悪い人間みんな殺しておしまい。
たくさんの思惑が入り乱れてわかりにくくなりそうですが、わかりやすい対立構図にスピード感いっぱいの編集でポンポンと見せていく映画で面白かったです。けれどもわかりやすい反面、深みも一切なく、どんなピンチになろうが簡単に突破していくので緊張感なんかは皆無なのが残念でした。
目新しさもそんなになく、計画通りに銀行強盗をしたら予想外の方向へ行って、自分たちがハメられたことをしって。予想を裏切る展開でポンポン流れて行きますが、主人公たちの背景とかが全く描かれないので面白さが薄いのだと思いました。
この2人ではいけない理由は一体何なんだろうか? 死人はたくさん出るけど、彼らのことは全くもってフォローがないので、主人公たちがお気楽にジョークを言い合ってもイマイチすっきりしないのが残念で、せっかくの有名俳優が競演しているのに残念な映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2014/03/05 Blu-ray 2023/09/07 NETFLIX
監督 | バルタサール・コルマクール |
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脚本 | ブレイク・マスターズ |
原作 | スティーブン・グラント |
出演 | デンゼル・ワシントン |
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マーク・ウォールバーグ | |
ポーラ・パットン | |
ビル・パクストン |