映画【ゼロの焦点(1961)】感想(ネタバレ)

zero-focus1961
スポンサーリンク

●こんなお話

 結婚1週間で金沢に出張に行った旦那さんがいつまで経っても帰ってこないので捜索する奥さんの話。

●感想

 松本清張原作らしく戦後すぐの社会問題を根底にしたストーリーはさすがでした。お見合い結婚が当たり前で、その相手が結婚前に何をしていたのか全く分からず。売春婦という職業も今と違って全く社会的な立場も違ったりするのがわかる作品でした。クライマックスで崖の上でつらつらと語るというのもパイオニア的なものとして見られるのもよかったです。

 ただ映画として面白いかと言われれば、主人公が話を聞きに行くと皆さんべらべらと話し始めちゃうし、点と点が線になっていく様子も推理ものとしての面白さはあまりなかったです。開始1時間くらいまではずっと主人公がいろんな人に会いに行って、その人のことを語って…。の繰り返しで淡々と進んで、ラスト30分で主人公がいきなり超絶推理を発揮して解決していくというのもあまり盛り上がることがなかったです。

 当時は新鮮な映画だったのはわかりますが、今となってはちょっと古さを感じてしまう映画でもありました。とはいえ、白黒の映像が綺麗だし青酸カリって怖いなと勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/04/16 HuLu

監督野村芳太郎 
脚色橋本忍 
山田洋次 
原作松本清張 
出演久我美子 
高千穂ひづる 
有馬稲子 
南原宏治 
西村晃 
加藤嘉 
穂積隆信
タイトルとURLをコピーしました