映画【ゼロ・ファイター大空戦】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ゼロファイターたちの戦いの話。

●感想

 荒くれ者の集まりの八生隊とよばれるゼロ戦乗りたち。スコールが来たら裸になって石鹸をつけて体を洗ったりグダグタの日常。けど、ゼロ戦乗りとしては優秀。そんな中、ゼロ戦乗りの神様と呼ばれる志津という男が新しい隊長で来るらしい、けど、志津という人は戦死したとのことでがっかりする一同。そこに着任する新隊長。加山雄三さん演じる隊長は、お坊ちゃんで隊員たちはなめてかかってると、奇抜な訓練と合理主義で隊員たちは一目を置いていくこととなる。

 飛行場に宝の持ち腐れだった大型爆弾をゼロ戦につけてそれを使って、敵の爆撃機をやっつける最初の作戦。敵は全滅するけど、味方も一機やられる。参謀は「敵を追いかけろ! 大和魂で飛べ」と言うけど隊長は「大和魂は燃料にならない」と帰投してしまう。そのシークエンスも隊長の人柄がわかるし、エンタテイメントとしても作戦の面白さが加わって最高でした。
 その後も若い隊員のシークエンスがあり、隊長の正体、そして友軍の逆上陸を助けるため敵の電探基地を破壊する作戦を決行する一同。

 囮となって一機また一機と撃墜されていく味方たち。90分という短い映画ですが、無駄がなく有機的に次から次にロジックがしっかりと組み立てられて、八生隊のメンバーとなって一緒に戦う映画でよかったです。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2012/12/18 DVD

監督森谷司郎 
特技監督円谷英二 
脚本関沢新一 
斯波一絵 
出演加山雄三 
佐藤允 
江原達怡 
土屋嘉男 
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