映画【ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲】感想(ネタバレ)

Zebraman: Attack On Zebra City
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●こんなお話

 ゼブラクイーンと戦うゼブラーマンの話。

●感想

 オープニング、ゼブラクイーンのPVでクレジットが入って。期待の高まるスタートでした。そして、1日10分間だけ人を殺してもいいゼブラタイムという時間が許されているという設定も物語にどう絡んでくるのか楽しみでした。

 ところが、話は記憶をなくした主人公と。記憶をなくしたのを知っているかのような都知事とその娘のゼブラクイーンの話に入って。何故、ゼブラーマンは記憶をなくしているのか。何故、ゼブラクイーンが誕生したのかという方向に話が行ってしまい。しかも、その説明も回想と台詞による説明なので恐ろしく時間を感じてしまいました。ゼブラータイム全く関係なし。

 そもそもゼブラークイーンは何がしたかったのかわかりませんでした。エイリアンを探しているらしいのですが、父親を殺害したからといって何の気持ちにもなりませんでしたし。結局、改心してしまうのも謎でした。
 ゼブラークイーンの部下が「命をかけて守る」とゼブラークイーンを守ろうとしますが、それを馬鹿にしてたはずのゼブラークイーンが。その後、何故かその部下と感動的な別れをしたりと。よくわかんなかったです。

 ゼブラーマンを演じていた役者さんのくだりも長いこと時間をとられてましたが、コメディパートを担当してるのにどれも笑えず。そしてカタキ役に挑む場面では感動的に撮られているので。全く感動できないです。散々馬鹿にされて馬鹿にされてから皆を守るために立ち上がるだったら、感動できますが。何も感じることができないです。

 そして最後は前作のエイリアンとの戦いになりますが、全く持って無表情で120分を終えました。全てが終わったときに少女がゼブラーマンに「信じれば、夢は叶う」って……。誰の何の夢ですか? 状態でした。

 お馬鹿映画ならお馬鹿映画で突っ切って欲しかったですか。いたって真面目に作られているので、どういう視点で見ればいいのかわからなかったのが痛かったです。

鑑賞日:2011/05/31 DVD

監督三池崇史 
脚本宮藤官九郎 
出演哀川翔 
仲里依紗 
阿部力 
井上正大 
田中直樹 
ガダルカナル・タカ 
永野芽郁 
稲生美紀 
大橋沙代子 
清水ゆう子 
スザンヌ 
波岡一喜 
木下ほうか 
中野英雄 
六平直政 
前田健 
生瀬勝久 
レスリー・キー 
マメ山田 
出演(声)水樹奈々 
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