映画【エルム街の悪夢7/ザ・リアルナイトメア】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 【エルム街の悪夢】の主演女優がリアルにフレディに襲われる話。

●感想

 シリーズ後半になるにつれてコメディ色が強くなっていったシリーズですが、今作ではしっかりとホラー映画として正攻法に挑んでいて好感の持てる作品でした。

 登場人物たちが【エルム街の悪夢】のスタッフキャストというメタ構造になっていて、【エルム街の悪夢】の新作を撮影しようとするとフレディがよみがえるという。

 そして息子が危ないってんで頑張ろうとする主人公だけど、当然みんなは信じてくれず、自分だけおかしいと判断されて病院に入れられたりしそうになったり。主人公が相談する相手が映画監督のウエス・クレイブン自身でフレディ対策を話したりというのが不思議な構造にさせてくれました。

 クライマックスの映画の世界に入りこんで、ベッドの中に入って地獄の世界に落ちていって息子を救うために頑張る主人公という映像がおどろおどろしくてよかったです。ただこのクライマックスの戦いで普通にナイフで刺されて苦しんだり扉に挟まったりと意外に弱いフレディの姿が悲しかったです。

 フレディの顔がマスクみたいになっていたり、トレンチコートスタイルがかっこよかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/08/18 DVD

脚本ウェス・クレイヴン 
製作総指揮ウェス・クレイヴン 
出演ウェス・クレイヴン 
ロバート・イングランド 
ヘザー・ランゲンカンプ 
ミコ・ヒューズ 
ジョン・サクソン 
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