映画【神弓 KAMIYUMI】感想(ネタバレ)

war-of-the-arrows
スポンサーリンク

●こんなお話

 中国に攻められた韓国で妹を連れていかれたので、連れ戻すために頑張る弓の達人の話。

●感想

 戦闘シーンの迫力はなかなかかっこよかったですが、特によかったのは清国の主人公を追いかける戦闘集団が熱くて私利私欲でなく単純に強い男同士の戦いとなっている構図が面白かったです。敵側も仲間がやられそうになると助けに行ったり、守ろうとしたり。そのため主人公に対して何としても殺してやるという信念ができて、それでいてごつい男たちがスピード感いっぱいの動きをしてプロな戦士という表現もできていて熱かったです。

 対する主人公もパワーの敵に対してスピードで挑み、罠を仕掛けたり虎と戦ったりとトリッキーな戦いを挑むのも面白く見ることができました。序盤の弓矢の訓練で、外したと思っていた弓が隣の的に当たっていたという伏線がクライマックスにあるのも燃えました。

 ただ、話のほうが退屈で。特に序盤のセットアップの段階でぐったりしてしまいました。その理由は、アバンタイトルで主人公の子ども時代の虐殺が描かれますが第1幕の終わりの清国侵攻も同じ展開で同じシーンの繰り返しにみえて退屈でした。襲われる父、殺されて見ていた息子、スクリーム。これがまた起こちゃってました。物語が動き出すまでが長く感じました。

 主人公とその妹と婚約者の話も、特にこれとった目新しさがなく。清国の王様みたいな人物の会話も恐ろしく退屈でした。
 それに映画なのでしょうがないですが、主人公は弓矢で肩を射抜かれたりボロボロになっていきますが。ほとんど関係ないという。ダメージないのか。とも思ってしまいますがそこらへんは目をつむるしかないです。

☆☆☆

鑑賞日: 2012/08/28 シネマート新宿  2016/05/04 NETFLIX

監督キム・ハンミン 
武術監督オ・セヨン 
チェ・テファン 
脚本キム・ハンミン 
出演パク・ヘイル 
ムン・チェウォン 
リュ・スンリョン 
キム・ムヨル 
パク・ギウン 
大谷亮平 

コメント

タイトルとURLをコピーしました