映画【アンフェア the answer】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 殺人の容疑がかけられた主人公の逃避行の話。

●感想

 北海道警で新しい警察生活をスタートさせている主人公と北海道の仲間、そして東京の仲間たちと紹介されていくシーンの序盤はなかなか楽しく。更に、最初の事件が発生して主人公に濡れ衣がかかる序盤は期待の高まる素晴らしいスタートでよかったです。

 警察に追われながら隠れて真犯人を探す主人公ですが、基本隠れているので周りの協力者たちが事件を追いかけるので。主人公自身が動く印象が少なくて残念でした。かといって、主人公が動き回ると。警察に追われているのに、普通に焼肉食べていていいのか? とか思ってしまったりもしたので。難しい設定だと思いました。

 事件の真相が、エリートや官僚が国を守るだの。国家を守るためには必要悪がうんぬんだの。正直、どうでもいい話で一気に興味を失いました。何で、こんなまわりくどいやり方でやるのか。真相がわかるクライマックスでも、こんな事ができるなら。一発で主人公をはめてしまったほうが楽なんではないかと思ってしまいました。

 後半、殺人鬼の家を探索するシーンは『悪魔のいけにえ』や『13日の金曜日』などのホラー映画を彷彿とさせるもになっていて、いきなりの映画のテイストに笑ってしまいました。
 それにしても、この殺人鬼の家もすごかったです。日本の家にしては、広いのなんの。そして、強いんだか弱いんだかわからないです。

 警察の裏側や上層部の悪巧みやら国のためにやら、やたらと壮大な話に後半シフトしていって。結局、何の話なのかわからなくなりました。こんなまわりくどいやりかたをする必要があるのかよくわからないため、話に入り込めなかったです。

 とはいえ、100分飽きずに見れた映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/09/19 DVD

監督佐藤嗣麻子 
脚本佐藤嗣麻子 
原作秦建日子
出演篠原涼子 
佐藤浩市 
山田孝之 
阿部サダヲ 
加藤雅也 
吹越満 
大森南朋 
寺島進 
香川照之 
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