映画【月】感想(ネタバレ)

Tsuki
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●こんなお話

 施設で働き始めた作家が職員とかと出会って旦那さんとかの関係が変わっていく話。

●感想

 主人公夫婦が横並びに食事をしていて向かい合わせでは食べない様子。主人公が障害者施設で働き始めて職場の様子が描かれたりして、そこで主人公が作家で自分も作家を目指す職員がいたり。旦那さんはストップモーションアニメを作りつつ仕事が見つかって働き始める。

 作家を目指す職員は実家では父親の抑圧がすごいわ不倫してるわで軽蔑している様子が描かれてたり、主人公が紙芝居を作っている職員と知り合ったり。先輩職員たちが入院している人たちに暴力をふるったりいじめをしたりしているのを目撃したり、主人公と同い年の入院している人に話しかけたり。

 糞尿まみれの患者の部屋に入ったりして主人公ショックを受けて、紙芝居の職員はだんだん生きているとはと考え始めてその考えを主人公たちに吐露して主人公たち反対する。きれいごとばかり言う主人公たちと考えの相違が出始める。

 主人公が妊娠して過去に子どもが亡くなっていてその出来事があって、旦那さんの職場で先輩がいじめをしてきて旦那さん怒ったり。夫婦の関係がぎくしゃくしているのもあって、出産について考える。

 紙芝居の職員は障害者を殺害する計画を立てて精神病院に2週間収容されるけど解放されて準備していよいよ決行の夜。主人公の旦那さんはフランスの映画祭でアニメが受賞して2人で翌朝、回転寿司でお祝いをしているときにニュースで殺人事件を知って施設に向かう主人公、でおしまい。

 殺人を起こす容疑者の考えと主人公たちの考えを激論するくだりとか役者さんたちの熱演で真面目に作られていたと思います。じっと集中して惹きつけられる2時間30分でした。

 ただ2時間30分の長さが果たして必要だったのか考えてしまって、二階堂ふみさん家族の描写とか長く感じてしまうところもありました。

☆☆☆

鑑賞日:2025/02/23 WOWOW

監督石井裕也 
脚本石井裕也 
原作辺見庸
出演宮沢りえ 
磯村勇斗 
長井恵里 
大塚ヒロタ 
笠原秀幸 
板谷由夏 
モロ師岡 
鶴見辰吾 
原日出子 
高畑淳子 
二階堂ふみ 
オダギリジョー 
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