映画【トゥルーノース】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 北朝鮮の強制収容所の話。

●感想

 青年がカナダでスピーチをしているところから始まり、1995年の金日成の誕生日を祝う時代に戻り、マスゲームに参加する主人公がいて、両親や妹と暮らしている。ある日友達が行方知れずになったり、何やら父親が計画を練っている。ところが父親は突然失踪し自分たちのいきなり家に役人たちが押し寄せてどこかに連れていかれる。そこから強制収容所での日々。

 人権無視の生きる為に必死の生活が始まっていきます。あっという間に9年というテロップが表示されて、よく9年も生きていられるという主人公たちの必死さが凄いです。

 主人公は生きるために統治する側にすり寄って密告をする。それがきっかけで密告された側から憎まれてそれが悲劇を招いて…。それきっかけで主人公は強制労働が苛酷になったり主人公の妹に好意を持つ軍人がいて、その軍人がまた酷いことをしてきて収容所からの脱出を計画する。そこに友人も参加することになり。

 強制収容所のあまりにもひどい出来事と辛い日々に脱獄ものとしてのハラハラドキドキが後半にあって飽きずに見られる90分でした。日本から拉致されてきたと話す囚人もいたりして、赤とんぼを奏でたり。

 一応エンタメ映画としてクライマックスにカタキ役たちに一泡吹かせる溜飲が下がる展開になっていて気持ちの良さが得られますが、最後に現実の写真を見せられて今と地続きにあの収容所にいる人がいるということを教えてくれて脱獄ものとしてのハラハラドキドキもありエンタメ映画として教育映画として素晴らしいと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/11/08 NETFLIX

監督清水ハン栄治 
脚本清水ハン栄治 
出演(声)ジョエル・サットン 
マイケル・ササキ 
ブランディン・ステニス 
エミリー・ヘレス 
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