●こんなお話
長崎でお金に困ったお嬢さんを助けたり、居候のマドンナに恋したり、博が会社から独立しようとして騒ぎになったりする話。
●感想
実家には戻らないと宣言して長崎を旅する寅さんが宿代に困った幼い子供を連れた女性と出会い実家に戻すけど、その父親は駆け落ちして出ていったし、帰るところがあると思うから甘えてると厳しい意見。寅さんも自分もそうだと納得してしまい柴又へ帰りたくなり帰る船に乗ってしまう。
とらやにはおばちゃんの遠縁にあたるマドンナが夫と別居したため働くために寅さんの部屋へ居候している。そこに案の定寅さんが帰ってきて騒動になっていく。さらには博が働く印刷工場を独立したいと動き出したら、タコ社長が独立されたら困ると寅さんに相談してこれまた騒動が広がっていく。
マドンナの若尾文子さんの異物感がいい意味で寅さんシリーズで浮いていて、寅さんに対する態度も一緒に散歩したりするけれど、あまり最初から好意を持っている感じではなく、旦那さんが戻ってきたらあっさりと去っていく冷たさがよかったです。
そして博が独立したらつぶれるというところまでのポジションだと知って、そんな仕事ができる人なんだと勉強になれる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/08/07 NETFLIX
リンク
監督 | 山田洋次 |
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脚本 | 山田洋次 |
宮崎晃 | |
原作 | 山田洋次 |
出演 | 渥美清 |
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倍賞千恵子 | |
若尾文子 | |
森川信 | |
三崎千恵子 | |
前田吟 | |
笠智衆 |