映画【東京プレイボーイクラブ】感想(ネタバレ)

tokyoplayboyclub
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●こんなお話

 東京プレイボーイクラブの話。

●感想

 冒頭、作業音がうるさいと近所の浪人生みたいなのがイチャモンをつけてくるシーンから不自然なお芝居に物語に入っていけませんでした。浪人生になめた感じで接する作業員たちが浪人生が鉄パイプを持った瞬間「すいません!」と弱弱しくなったり。ピンサロの呼び込みのお兄ちゃんが、いきなり「無視すんな」と通りかかった青年にキレたり。何で怒ってるの? と疑問に思う連続でした。

 そして序盤はその従業員の青年と大森南朋さんが光石研さんのお店にやってくるという2つのストーリーで進行します。
 この青年が、お金を盗んで次の展開に転がっていきますがこの青年が途中で全く出てこなくなるというのがビックリしました。あんだけ序盤で描いていたのはなんだったのか? 妊娠した女性のためにお金を盗むだけのキャラクターだったのか。だったら、途中から殺人に関わるその青年の恋人のほうをもっと深く描いたほうがよかったのに決まってます。

 大森南朋さん演じる男も、トイレで喧嘩してヤクザと因縁が出来ますが。ここも理解できないような喧嘩のきっかけで呆然としました。何でそんな喧嘩ぱやいのか。

 95分で起こる出来事のほとんどが偶然によって転がっていくのも、何でもありに思えてしまいます。偶然、トイレでヤクザと喧嘩になり偶然、SMの電気ショックで死んでしまい偶然、ヤクザの長男に何かがあったことを知ってしまう。
 バイオレンスシーンも妙にコメディタッチになっているのも戸惑うばかりでした。何で拳銃をあそこではずしてしまうのだろうか? などいちいち気になって内容が頭に入ってこない映画でした。

鑑賞日:2012/07/20 DVD

監督奥田庸介 
脚本奥田庸介 
出演大森南朋 
光石研 
臼田あさ美 
赤堀雅秋 
三浦貴大 
淵上泰史 
佐藤佐吉 
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