●こんなお話
生きていたリックが軍隊で生活していてミショーンと再会して2人でサバイブしていく話。
●感想
リックが生きていて、軍の兵士としてウォーカーを駆除する日々を送っているところから物語は始まる。しかし混乱の最中、リックはこの生活から逃げ出そうと考えていた。軍の上官はそんなリックに「出世の道がある」と説得するが、彼の心は揺らぐ。
ある日、ヘリコプターで任務に出ていたリックは何者かに襲撃され、機体が墜落。命の危機に陥った彼の前に現れたのは、なんとミショーンだった。そこからミショーン視点の回想が始まり、彼女が新たな仲間と旅を続けながらも、次々と仲間を失っていった経緯が語られていく。
リックが軍から簡単には抜け出せない状況だと分かると、ミショーンは「捕虜」として同行することになり、軍にスカウトされる形で行動を共にすることになる。2人はお互い知らないふりをするが、彼らの関係を知る人物が現れ、状況は一気に危うくなる。
その後、2人で逃亡し、これからどう生きていくかを語り合っては愛し合い、また話し合うという回もあったり。最終的には軍に戻ることを決意するが、軍の司令官が他の街を滅ぼす計画を立てていたことが判明し、リックとミショーンは彼を倒し、集まった軍人たちを止めようと決意する。しかし、その行動を阻止しようとする者も現れる。
全6話でテンポよく観られるシリーズではあるけれど、正直、ウォーキング・デッドって「会話劇」なんだと改めて実感しました。登場人物たちが心情をすべてセリフで説明し合うスタイルなので、1話ごとの展開にはどうしても退屈さを感じるところもあったり。燃えるゾンビや、石灰化してカチコチになったゾンビのビジュアル的な面白さはあったものの、主人公同士のライフスタイルや信念の違いをめぐっての議論や、敵との対立が長い会話の末にようやく暴力に発展する流れなど、盛り上がりに欠ける場面も多かったです。
とはいえ、リックとミショーンの物語の締めくくりとしてはしっかりと感動的に描かれていて、シリーズを追ってきた視聴者なら心が揺さぶられるラストシーンだったと思います。
☆☆☆
鑑賞日:2024/05/25 U-NEXT
監督 | バート&バーティ |
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マイケル・スロヴィス | |
マイケル・E・サトラゼミス | |
脚本 | スコット・M・ギンプル |
ダナイ・グリラ | |
アンドリュー・リンカーン |
出演 | アンドリュー・リンカーン |
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ダナイ・グリラ | |
レスリー=アン・ブラント | |
テリー・オクィン | |
クレイグ・テイト | |
マシュー・ジェファーズ | |
ポリアンナ・マッキントッシュ |