映画【トランスポーター イグニション】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ルール順守の運び人が相変わらずルール無視の仕事を強制させられる話。

●感想

 新しい主人公になって生まれ変わってはいますが、とくにこれといった新鮮さはなくよくあるアクション映画のままというのが第一印象でした。カーチェイスとかもこのシリーズの魅力の1つだと思いますが、これも食傷気味でいくつかあるチェイスシーンを見てもそこまで盛り上がることがないのが残念でした。

 けど主人公のトランスポーターより魅力的に見えたのは主人公のお父さんで人質になってるくせにジゴロでお姉さんと仲良くなっちゃうキャラクターは見ていて面白いし、真の主役という立ち位置の女性たちのリベンジものとして楽しく見ることができました。

 けどもはや運び人としての魅力はいっさいなく、ただただ巻き込まれてるだけになってしまっている主人公が悲しいシリーズになってしまっているように思えました。

 とはいえ、大作でもなくかといって全く安っぽくもなく90分という短さにいろいろ詰め込んで気軽に楽しめるジャンル映画として楽しい90分でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/03/08 Blu-ray

監督カミーユ・ドゥラマーレ 
脚本リュック・ベッソン 
アダム・クーパー 
ビル・コラージュ 
出演エド・スクレイン 
レイ・スティーブンソン 
ロアン・シャバノル 
ガブリエラ・ライト 
タティアナ・バイコヴィッチ 
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