映画【サブウェイ123 激突】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ニューヨークの地下鉄をジャックした犯行グループとの戦いの話。

●感想

 地下鉄をハイジャックする犯人グループから始まって、地下鉄を指揮する主人公が勝手に停車した地下鉄に問いかけたら人質を取っていることがわかってそこからの交渉。

 FBIがどや顔で乗り込んできて主人公を追い返して交渉しようとするけど、あっという間に人質が1人殺されて主人公が交渉することになる。

 そこから大金を用意して運ぶハラハラドキドキがあったり、市長が出てきてやってきたり。犯人の狙いが人質の身代金目当てではなく金の取引でもうけを得ていたことが判明したり。

 主人公が身代金を持ってこいとの命令で持ってきて直接対峙。逃げる犯人たちを追いかけて射殺しておしまい。

 犯人側の計画がずさんすぎて、イマイチのることができませんでした。それに、偶然で展開していくのも多くて最後のチェイスシーンとかは、追いかけるデンゼル・ワシントンが扉を開けたら、たまたま目の前を犯人が歩いている。また見失って、周りを見回すとまた犯人が歩いているとか。ニューヨークの狭さを体感できました。

 現金を運ぶパトカーがクラッシュしたり、スナイパーがネズミに噛まれてうっかり撃っちゃうとかオマヌケな行動が多いのも苦笑いでした。

 1番の問題は、デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタのスターせっかくの競演なのに。どちらにも感情移入できないです。2人の熱演で、何とかカッコよくっぽく映ってますが。デンゼル・ワシントンが賄賂を受け取った受け取ってないで主人公たちのエモーションが動いていますが、見ているこちらは特に何の感情も持ちえないものでした。
 トラボルタも、「金が目的じゃない!」とブチキレ。けど入金した金を確認すると高笑いをして。最後は「死は生への借金だ」?みたいな哲学的な事を語り始めたりというのも飲み込みにくいキャラクター。
 「残り時間何分」と表示されても、大したカセにもなってないので効果があまりなかったように感じられました。

 とはいえ、トニー・スコット監督らしい。ガチャガチャした映像は、相変わらずで。カッコいい映画に仕上がってると思いました。

☆☆

鑑賞日:2011/07/31 Blu-ray 2023/04/25 Amazonプライム・ビデオ

監督トニー・スコット 
脚本ブライアン・ヘルゲランド 
原作ジョン・ゴーディ 
出演ジョン・トラヴォルタ 
デンゼル・ワシントン 
ジョン・タートゥーロ 
ルイス・ガスマン 
マイケル・リスポリ 
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