●こんなお話
神隠しみたいに行方不明になる事件が起こって主人公のおばあさんもいなくなって、更に主人公もいなくなって恋人が探そうとする話。
●感想
おばあさんが行方不明になっている張り紙が壁に貼られていて、その行方不明となったおばあさんを心配する別のおばあさんがいる。そのおばあさんに朝起こさせる主人公の青年。不動産屋に勤務していてい今日も物件の紹介をしている。恋人はラジオのDJをしていて勤務先へ迎えに行く。
おばあさんが恋人を連れてくるように言われていたので結婚するしない子ども産む産まないで喧嘩したあと連れていくと主人公のおばあさんがいなくなっていて、探し始まる。けど主人公自身にも不思議な声が聞こえてきたりして、しだいに恐怖体験に襲われて…。
主人公がおかしくなってしまって不思議に思う恋人。主人公が家に帰宅して食卓で食べ始めると昆虫だらけで…とか怖いシーンがあったり。行方不明になった人が戻ってくると新しい行方不明者が現れたりして大変という。
管理人のおじいさんが台湾の伝承みたいなのに詳しくて爆竹の音で追い払おうとしたりして対策を練るけど、黒くて小さい子供のお化けみたいなのにアタックされたりして怖いという。
山奥に問題の根源があるぞとなってヒロインが向かうといっぱいの子供とかに襲われてヒロインは過去に出産にまつわるあることがあったことがわかって、さらに主人公が樹木の中に埋もれているのをレスキューしようとする。
ただ怖い描写があって死んだかなと思うと夢だったというのが劇中何度も繰り返されてショッキングことがおこってもどうせ夢でしょと思ってしまうような繰り返しに思えました。それに管理人のおじさんも襲われた後も普通に出てきていて特に何の説明がないのとかも気になりました。
最初の失踪、帰ってくる。次の人が名前を呼ばれて何かに襲われて失踪、帰ってくる。また次の人の名前が呼ばれての繰り返しのホラーシーンは緊張感いっぱいだしびっくりだしてぐったりといい意味で疲れてホラー映画としての魅力はばっちりだと思いました。映像もダークでかつ綺麗で映像を見ているだけでも楽しめました。
ただ、最初は子供の怪物みたいなのが直接出てくるのが怖いですが、いっぱい出てくるあたりからCG描写とかも可愛らしく見えてしまうのが残念でした。紅い服の少女に追い詰められた主人公の解決法も普通に発煙筒で光らせたら幽霊的なものが消えちゃうのもあっさりでしたし、主人公の女性が森で血だらけの子供に謝罪する過去のトラウマと対峙する流れも唐突に出てきて唐突に去っていくので、そこらへんは2作目に期待でこの1作だけでは判断のしにくい構成になってしまっていたと思います。
とはいえ90分ノンストップで怖い映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/06/16 DVD 2022/09/30 シネマート新宿
監督 | チェン・ウェイハオ |
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出演 | アン・シュー |
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リバー・ホアン | |
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