映画【ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ハリーと悪人の戦いの話。

●感想

　分霊箱を探す主人公たちは銀行へ行って、そこで1つ見つけてドラゴンがいたりして分霊箱を破壊して脱出したり。ホグワーツ魔法学校にあるぞとなって、ダンブルドア校長の弟さんの協力で学校へ戻って探しつつ敵が攻めてきての合戦シーン。クライマックスの見せ場の連続でシリーズで1番派手な作品になっていたと思います。

　スネイプ先生がハリーの母親を愛していてそこからハリーを守ろうとしていたということがわかるところとかもシリーズを見ていると感動的な見せ場だったと思います。

　ただこれだけ長いこと描いてきたのに結構重要だと思われていた敵も味方もキャラクターたちが退場していくのは結構あっさりで、スネイプ先生ですらあっさり風味で感動が薄れるもので残念でした。

　悪い魔法使いが主人公の母親を殺したときに主人公にも悪い魔法使いの一部が主人公にも入っちゃって悪い魔法使いを殺すには主人公も死ぬしかないということが判明したり、主人公が悪い魔法使いのもとへ1人で行って殺されたと思いきや、夢の世界でダンブルドア校長にまだ死んでないみたいなことを言われて復活。今までダメダメとして描かれていたキャラクターがいきなりMVP級の活躍をして悪い魔法使いを退治するという。そこらへんも盛り上がりました。

　ただ、シリーズ長く描かれてきたのに悪い魔法使いとの決着があっさりで、最終章でこれか感いっぱいだったり。ダンブルドア校長をはじめ、先生たちはもうちょっと真相をわかりやすく話してくれてもよかったのではないのかと考えてしまうシリーズでした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/01/26　Blu-ray　2022/06/15　Hulu