映画【ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー】感想(ネタバレ):ブルックリンからキノコ王国へ!ゲームファン以外も楽しめるエンタメ作品

THE-SUPER-MARIO-BROS.-MOVIE
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●こんなお話

 ブルックリンの配管工がブルックリンの地下に行ったら謎の空間に吸い込まれて弟を助けるためにピーチ姫とかとクッパ大王と戦う話。

●感想

 物語はクッパがペンギンの国へ侵攻し、容赦なく征服してしまうシーンから始まる。いきなり世界観に引き込まれるオープニング。そこから舞台はブルックリンへ移り、水道修理の自営業をしている主人公の兄弟が登場。テレビCMを流してはいるものの、なかなか仕事の依頼は来ない。

 そんな中、ある富豪から修理依頼が入り意気揚々と現場へ向かうが、そこの飼い犬と揉めたりしてドタバタ劇に。作業も上手くいかず失敗に終わり、落ち込んだまま家族との夕食へ。会社員として働けば安定するのに、なぜわざわざ独立したのかと責められてしまう。そんな時、テレビのニュースでブルックリンが水浸しになっていると知り、兄弟は現場に急行。そのまま地下へ潜って謎の下水管に吸い込まれ、弟とはぐれてしまう。

 主人公は不思議な世界「キノコ王国」へ落ち、ピーチ姫に会えば弟の居場所がわかるかもしれないと城を目指す。一方の弟は、怪しげで不気味な場所に落ちてしまい、ガイコツたちに追われながらも逃げ延び、廃墟のような城で謎のお面キャラに捕まってしまう。

 ピーチ姫の城ではクッパの脅威が迫っており、ドンキーコングの王国と同盟を結ぼうという話になる。そこに主人公がやってきて、弟を助けたいと懇願。ピーチ姫の判断でトレーニングに挑戦することになり、失敗を重ねながらも少しずつ成長していく。

 その後、コングの国へ向かい王様に同盟を申し出るが、一蹴される。しかし息子であるドンキーコングとの一騎打ちを経て、見事に信頼を勝ち取り、同盟を結ぶことに成功。一方、クッパ王国はどんどん迫ってきており、ピーチ姫は仲間を救うため、やむなくクッパの求婚を受け入れる決断をする。

 最終決戦では、主人公たちがクッパに立ち向かい、舞台はキノコ王国から現実のブルックリンへ。弟も合流して兄弟でクッパに挑み、無敵スターの力を手に入れて大逆転。見事にクッパを倒し、物語はキノコ王国で再び兄弟が仕事をするハッピーエンド。

 色とりどりの映像美と魅力的なキャラクターたちが次々と登場して、見ているだけで幸せな気分になれる作品でした。特にブルックリンでの日常描写が個人的にお気に入りで、ダイナーから富豪の家に向かうまでの横スクロール的な演出には、ゲームの雰囲気がそのまま詰まっていて笑顔がこぼれました。

 キノコ王国やクッパ王国で展開される冒険の数々も、困難が次々と現れては乗り越えていく展開で、応援したくなる主人公の姿に引き込まれました。原作ゲームを知らなくても、効果音や音楽がさりげなく懐かしさを呼び起こしてくれて、コンテンツの持つ力に改めて感動した1本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2023/06/25 イオンシネマ座間

監督アーロン・ホーヴァス 
マイケル・ジェレニック 
脚本マシュー・フォーゲル 
出演(声)クリス・プラット 
アニャ・テイラー=ジョイ 
チャーリー・デイ 
ジャック・ブラック 
キーガン=マイケル・キー 
セス・ローゲン 
フレッド・アーミセン 
ケヴィン・マイケル・リチャードソン 
セバスティアン・マニスカルコ 
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