映画【パラサイト・バイティング 食人草】感想(ネタバレ)

the-ruins
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●こんなお話

 古代マヤの遺跡で恐怖体験する話。

●感想

 メキシコにバカンスに来たアメリカの若者たちがいて人探しをしているドイツの若者と知り合って地図にも載っていない遺跡に行くってんでアメリカ人たちもついていく。

 マヤ遺跡についたら、現地の人たちが銃を向けたり弓矢を向けてきてパニック。そしたら仲間の1人の頭が撃ち抜かれて…。

 パニックになって遺跡の屋上に避難して、テントとかあったりしつつ中につながる穴があって中からケータイの音が聞こえてくるので1人が入るけど穴から落下してしまって脊椎損傷。女性が助けに行って男性を救出して、あとは怪我をした男性の足が切断しないとまずいと言うので医者を目指す男性が切断を処置したりする。

 けれども静かに草が襲ってきて重体の男性の口に草が入って窒息死。また草が身体の中に入った女性が幻聴が聞こえて自らの身体を傷つけて止めに入った恋人をナイフで刺し殺したり。もう限界だということで死んだふりをした女性と医者を目指す男性が囮になって現地民をひきつけて女性を逃がす。男性は弓矢で撃たれて殺されて女性は何とか逃げておしまい。

 第2幕の始まりである原住民の攻撃がなかなかショッキングで面白かったです。撃ち抜かれるのは衝撃的でした。ピラミッドの下は殺人原住民が待ち構えていて、ピラミッドの上では殺人植物が襲ってくるという絶望的な状況に追い込まれるスタートはとてもよかったです。

 足を切断したり、体に入った植物を切るためにナイフで皮膚を切っていく描写はなかなか痛くてよかったと思います。

 ただ、いかんせん植物の動きがスローでそんなに怖くなかったです。もっとガンガンにアタックしてきてもよかったと思います。やることといえば、人間の音を真似するくらいで。後は、寝てるときにゆっくりと絡んでくるくらいなのでそんなに怖くなかったです。

 主人公たちもこれといったプランがなくて、本気で逃げたいように見えずに、ひたすら待ちの主人公達だったのが意外性がなく。他の映画との違いは特に見つけられなかったです。

 いよいよ追い詰められてクライマックスを迎えますが、これがなかなかの地味さでカタルシスが少なく。90分見てきて、こんな感じか。と、ため息のまま終わってしまったのも残念でした。
 それに、そもそもこの植物は何だったんだ? 原住民は何者だったのか? とか説明が一切しないのであれば、せめて脱出するところに爽快感を持ってきてもよかったと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/20 DVD 2022/12/24 NETFLIX

監督カーター・スミス 
原作スコット・B・スミス 
製作総指揮ベン・スティラー 
出演ジョンサン・タッカー 
ジェナ・マローン 
ローラ・ラムジー 
ショーン・アシュモア 
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