●こんなお話
部屋の真ん中に穴が開いている部屋で上から食事が降りてきて下の階に行くほど食事が残されてないので、どうにかしようとする話。
●感想
どこかの厨房でせわしなく働くシェフたちの姿が映されるところから始まります。目玉のアップが映されて男が目覚める。同じ部屋には老人がいて老人はこの部屋のシステムを知っている様子で彼に質問しながらこの映画の舞台の説明がなされていきます。上から降りてくる食事の食べ残しを食べてそれが下の階に行く。それが30日同じ部屋のあとはランダムで別の部屋に目覚めるというのを繰り返すらしい。そして主人公は自ら望んでこのシステムに入ってきて、1つだけ物を持っていっていいということで主人公はドン・キホーテの本を持っている。同室の老人はテレビで見たという包丁を持っていて…。
1か月後、目覚めると171階とかで食べ物がほとんど残らない下の階。気づくと老人が主人公をベッドに縛り付けていて1か月も空腹に耐えられないからお肉を少しずつもらっていくと、めちゃ怖い宣言をされて何日か後にとうとう包丁で体を切られそうになる。そこにテーブルに乗って自分の娘を探している女性が降りてきて…。その女性は死体の肉を食べて主人公にもすすめてきて主人公は拒否するけど、しだいに少しずつ食べ始めて1か月耐える。その間にその老人との妄想に悩まされたりして。
次の部屋ではロープを持っている男がいて上の階と協力して上に登っていこうとするけど、上の階の人に騙されて落ちそうになったり。主人公とその男性で下の階までに食べ物が回るように、暴力で食べ物を供給しようとしていく。しかし予想以上に階層が下の方にあって大変という。そして歯向かわれたりして死にそうになる主人公が最下層で少女を見つけて大切にしていたパンナコッタを食べさせて、少女をエレベーターに乗っけて上に送る。
現代社会を風刺した作品だとは思いますが、やっぱりもっと設定とかを詰め込んでわかりやすく答えみたいなのを提示してくれる作品が好みの問題ですが好きで、答えがわかりにくい映画で結局何だったろうと思ってしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日:2022/03/02 NETFLIX
監督 | ガルダー・ガステル=ウルティア |
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脚本 | デヴィッド・デソラ |
ペドロ・リベロ | |
原案 | デヴィッド・デソラ |
出演 | イバン・マサゲ |
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アントニア・サン・フアン | |
ゾリオン・エギレオール | |
エミリオ・ブワレ | |
アレクサンドラ・マサンカイ |