映画【プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 貧困が原因で銀行強盗を繰り返すライダーと警官とその息子たちの哀しい宿命の話。

●感想

 青みがかった映像に丁寧に積み重ねていく構成の中で重厚なお芝居をする役者さんたちに惹きつけられる映画で面白かったです。

 けれども140分も果たして必要だったのか謎な映画に思えてしまいました。それは主人公が変わるという構成の映画なので仕方ないですが、1つのパートの日常の紹介があって非日常に突入していくというのを全部見せていくため冗長に思えてしまいました。
 最初のパートなんて開始45分も描くので、もう少し短くしてほしかったです。銀行強盗のシークエンスが終わると今度は汚職警官のシークエンスになって、警官の日常があり汚職警官たちが描かれて行って。とここでまた別の映画が始まったのかと思ってしまうようなものでつめこみすぎなように思えました。

 丁寧に人生を追いかけて語っていくドラマで不思議な雰囲気が素晴らしいですが、もう少し編集なんかを工夫して短くしてほしいと個人的には思いました。
 にしてもライアン・ゴスリングの黙ってたってるだけで哀愁漂う雰囲気は相変わらずだし、ブラットリー・クーパーは映画の中で15年経っても老けないんだな、イケメンさんは違うな。と思ったり。デイン・デハーンのあの目つきは相変わらずだし。レイ・リオッタの汚職警官っぷり、絶対友だちになりたくないオーラが素晴らしい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/09/23 Blu-ray

監督デレク・シアンフランス 
脚本デレク・シアンフランス 
ベン・コッチオ 
ダリウス・マーダー 
出演ライアン・ゴズリング 
ブラッドリー・クーパー 
エヴァ・メンデス 
レイ・リオッタ 
ローズ・バーン 
マハーシャラ・アリ 
ブルース・グリーンウッド 
ハリス・ユーリン 
ベン・メンデルソーン 
デイン・デハーン 
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