映画【七つの弾丸】感想(ネタバレ)

The-Murderer-Must-Die-(1959)
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●こんなお話

 連続銀行強盗犯の次の犯行計画と警官やタクシー運転手、銀行員が事件に向かっていく話。

●感想

 1人の男が銀行の前を下見していてナレーションでその男が銀行強盗を計画していて、彼が連続強盗をしているのが説明されて、さらに銀行員の男性が婚約者がいて母親がいてという生活にタクシー運転手の仕事や恋人がいてお金に困ってという日常、銀行前の交番で働く昇進試験を目指す警官とが描かれていきます。時間軸が行ったり来たりして銀行強盗犯がいかに拳銃を手に入れて銀行を襲撃するまでに至ったのかが説明される構成が見事です。

 全く関係のない人たちが銀行強盗犯と出会って殺されるまでを淡々と描いていって感情をそこまで主観的に描かないのも単純に好みの演出でした。

 ただ群像劇でかつ時間軸が行き来するので、誰が主人公でどう感情を移入して見ればいいのか戸惑う作品でもあって、ボーっと見ていると誰が何をしているのか掴みにくくなるのかなとも思いますが。画面から伝わってくる真夏の暑さに90分集中して見られる1本でした。

 そして銀行強盗犯に殺された人の遺族たちのその後があまりにもかわいそうで犯人が死刑になっても家族は戻ってこないという当然の帰結を描いていて、主人をなくして貧乏になってしまった子どもたちで終わる何ともやるせない気持ちになる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2022/09/25 U-NEXT

監督村山新治 
脚本橋本忍 
出演三國連太郎 
今井俊二 
村瀬幸子 
高原駿雄 
能沢佳子 
伊藤雄之助 
菅井きん 
星美智子 
久保菜穂子 
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