映画【ザ・ミスフィッツ】感想(ネタバレ)

THE MISFITS
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●こんなお話

 テロの資源となる金塊を盗んで難民問題の資源にしようとする窃盗団の話。

●感想

 自称リンゴ・スターを名乗る男のナレーションで、ミスフィッツと名乗る窃盗団の紹介をテンポよく見せていきます。爆竹の名人とか格闘が強いとかアラブの王族うんぬんとか。

 そして主人公がスリとか脱獄の名人というのが描かれて、ミスフィッツにスカウトされる。当然、1度は断って離れるけど、娘と出会って会話したことをきっかけでミスフィッツに連絡する。したら実はもそのメンバーだったことがわかって…。

 そこから刑務所にある金塊を盗む計画を実行という。それぞれのメンバーが変装したり盗みをしたりしてピンチを突破していく。電子レンジみたいなのを運んだり、刑務所の食べ物に毒を入れて囚人たち全員体調不良で大変とか、トイレの下にある金庫室を爆破したりと細かい編集で見せていって、ケイパーものとしての面白さが楽しいです。そして銭形警的なカタキ役が追いかけてきて、最後の最後に実はこうでしたと今までの展開とは違うことが説明されて…。

 盗みの華麗な手口とか職人技とかを見られるケイパーものの面白さがあって楽しいですが、主人公たちのチームが結成されてすぐにクライマックスの刑務所での強奪が始まるので、あまり主人公チームの個性とかわからない状態で作戦が成功していくので映画全体があっさり風味でした。追ってくるカタキ役とかも追いかけてきても全部後手後手で怖くないし。最後の最後に主人公たちが鳥の置物の中に金塊を溶かして詰めていたうんぬんとかも「そんな時間あったのか?」という真相で別に驚くというよりあっけにとられるものでした。

 とはいえアブダビのセレブな国感が見ていて華やかな気持ちになれる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/06/19 DVD

監督レニー・ハーリン 
脚本カート・ウィマー 
ロバート・ヘニー 
原案ロバート・ヘニー 
出演ピアース・ブロスナン 
マイク・アンジェロ 
ハーマイオニー・コーフィールド 
ジェイミー・チャン 
ティム・ロス 
ニック・キャノン 
ラミ・ジェイバー 
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