映画【バルカン超特急】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 列車で一緒に乗ったはずの老婦人が姿を消して周囲の乗客に聞いたら誰も知らなくて焦る話。

●感想

 本筋の事件が発生するまでの1幕目が列車ではなく、ホテルで缶詰めになる状態が結構長いこと描かれて、しかもそれがゆるいので入り込みにくい映画で、主人公が誰なのかもよくわからないまま群像劇として広がっていくのが入り込みにくいセットアップでした。

 列車に乗る直前に頭に植木鉢が落ちてきて意識朦朧となって家庭教師の老婦人に介護される。起きたらその家庭教師がいないとなって、周囲のみんなは誰も見ていない。自分がおかしいのだろうか? とすべてに疑心暗鬼になるというまさにサスペンスとして面白かったです。

 そこから主人公と彼女に協力する序盤のホテルでは音楽でうるさかった軽い人物が一緒に探してくれて頼れるという。包帯ぐるぐる巻きの患者さんを診るお医者さんやクリケットだかを楽しみにしている男性2人組やマジシャンや不倫旅行中のカップルなどみんなが怪しい。

 そして次第に明らかになるスパイたちの暗闘。それでも時代性なのかクライマックスの銃撃戦も終始のんびりしていて、これはこれで面白かったです。白旗をあげて降参するけれど、撃たれちゃうとかも悲劇だけど笑えてという。

 音符で二国間の協定についてという暗号が面白くて口伝でそれを伝えるのとかもユーモアがあって楽しい設定でした。

 ただオチが主人公が婚約者と離れて協力者の男性と結婚するというのはなかなかの急展開で捨てられた婚約者かわいそうな気持ちのまま終わっていきました。

☆☆☆

鑑賞日:2020/12/23 NHK BSプレミアム

監督アルフレッド・ヒッチコック 
脚本シドニー・ギリアット 
フランク・ローンダー 
原作エセル・リナ・ホワイト 
出演マーガレット・ロックウッド 
マイケル・レッドグレーヴ 
ポール・ルーカス 
メイ・ウィッティ 
ノーントン・ウェイン 
ベイジル・ラドフォード 
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