映画【安市城 グレート・バトル】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 唐に攻められた高句麗の小さいお城で籠城戦を頑張る人たちの話。

●感想

 5000人VS20万人という圧倒的不利の戦いというジャンルで無条件に燃える設定に韓国映画らしい熱量もプラスして興奮できるエンタメ映画でした。主人公の若者が高句麗内での抗争で暗殺の命令を受けて小さいお城に向かって、そこで城主や彼の参謀や力持ちキャラ、剣使いキャラ、騎馬隊長に城主の妹とキャラクター紹介されて、いよいよ大軍が攻めてきて…という。

 この人物紹介も短く簡潔に描かれて、すぐに戦闘シーンに移行するのもよかったです。それでいて、メインの戦闘が大迫力で攻城側のいろんなアイテムや防御側の兵隊たちの動きもいろいろなアイデアがいっぱいで興奮できる戦闘シーンの数々でした。最初の戦闘もクライマックスかな? というくらい長くて、更にクライマックスで唐軍側が山を築いて攻めてきて、地下から命を懸けて山を崩すという作戦も胸が熱くなるサクリファイスな行動もよかったです。

 ただ、戦闘シーンでメインキャラ1人1人が活躍するカットでスローになるとかを全員の見せ場であるのが長いなと感じたのと城主のヤン・マンチュンという城主を部下も民も慕うという名君としてのカリスマ性がこの映画だけ見てもよくわからず、無条件でみんながみんな慕って一致団結するという理由がわかりにくかったです。主人公の若者も暗殺の命令を受けての潜入捜査もの的な側面もありますが、あまりその緊張感とかなくて、簡単に城主に魅了されて一緒に頑張るという姿にしか見えない為、高句麗の内部闘争はあまり必要ないのかな? と思いました。

 とはいえ、大迫力の戦闘シーンを堪能できる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2019/11/14 Blu-ray

監督キム・グァンシク 
脚本キム・グァンシク
出演チョ・インソン 
ナム・ジュヒョク 
パク・ソンウン 
ペ・ソンウ 
オム・テグ 
ソリョン
ソン・ドンイル 
パク・ビョンウン 
オ・デファン 

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