映画【ザ・フォッグ(1979)】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　港町で100年前に難破して亡くなった乗組員たちの亡霊が住人たちを恐怖体験に突き落とす話。

●感想

　見えない幽霊を描いていて、霧が立ち込める中に突っ立っている幽霊というのがなかなか怖くてよかったです。見えないという人間の本能的な恐怖をついていくるホラーでした。その分、クライマックスでは結構姿を現してしまっていてそこら辺から時代性もあるせいか怖さは半減してしまったのが残念でした。

　そしてやっぱりジョン・カーペンター作品ではカーペンター御大自身の音楽が印象的でこの映画もやっぱり音楽がかっこよくて、不気味さを倍増させていてよかったです。

　100年前に殺された乗組員たちが自分たちを殺した人たちの子孫を殺しにやってくるという恨みですが、100年間何していたんだとか。子孫たちがご先祖さまの恨みをかぶるなんてかわいそうだなと思ってしまう映画でした。幽霊たちの恨みって怖いと勉強になりました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/10/19　Hulu