映画【エジソンズ・ゲーム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 エジソンウェスティングハウスの電力システムの主導権争いの話。

●感想

 発明王エジソンのことを少しくらいしか知らないところから見て、単純に電力システムの主導権争いという長い歴史的流れをテンポのいいカットや編集で見せてくれて時間の流れで退屈せずに興味深く見ることができました。

 直列電流派のエジソンと交流電流派のウエスティングの攻防が2人の切り替えで描かれていきます。映画の中でエジソンが直列電流にこだわる理由をひたすら語り、交流電流の危険性を訴えて。ウエスティングはエジソンの攻撃を結果を出せばよいとスルーする。

 映画の中のエジソンは理想や夢を求めてそれが正しいと信じて突き進んでいく。ウエスティングは現実的にコストなどを考えて交流電流を進めようとして、お互いを攻撃していく。

 ただすべてのエピソードが淡々と描かれていて、歴史上の人物に思い入れがないと特にひっかかりのないまま終わっていき単調に感じるところもありました。主人公2人の対抗馬として出てくるニコラ・テスラさんについてやエジソンの奥さんが難病にかかってしまってというエピソードも描かれますが、それまでのエジソンとの人生もつかみにくかったです。ウエスティングの相棒的なポープさんとかもどういう人物だったのかわからなかったです。

 そして仕方ないと思いますが、エジソンズ・ゲームというタイトルはいかがなものかという邦題の映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/02/28 DVD

監督アルフォンソ・ゴメス=レホン 
脚本マイケル・ミトニック 
出演ベネディクト・カンバーバッチ 
マイケル・シャノン 
トム・ホランド 
ニコラス・ホルト 
キャサリン・ウォーターストーン 
タペンス・ミドルトン 
スタンリー・タウンゼント 
マシュー・マクファディン 
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