●こんなお話
シスの兄弟が活躍したり子供ジェダイたちの頑張りがあったりアソーカが濡れ衣殺人でジェダイオーダーから脱退騒動になったりドロイドがポンコツチームを組んで活躍したりする話。
●感想
ジェダイやシスのライトセーバー戦は多くのエピソードで繰り返し登場し、そのどれもが激しくて高速で動き回るため、見ているだけで目が追いつかないほどの迫力がありました。シリーズが進むにつれて映像もどんどん美しくなり、初期の作品と比べて画質や演出のクオリティが格段に上がっているのを感じます。
特にダース・モールとサヴェージ兄弟が活躍するストーリーは見応えがあり、マンダロリアの反体制派デス・ウォッチが悪の同盟を結ぶ展開もワクワクしました。悪役たちが集結して勢力を拡大していく過程はドラマチックで、やがて起こるダース・モールとデス・ウォッチのリーダーによるライトセーバーとダースセイバーの激闘はシリーズ屈指の見どころだと思います。
また、R2やドロイド軍団があまり期待されていない中で敵の基地に潜入し、重要なミッションを遂行するエピソードも印象深く見れました。指揮官である偉そうなクリーチャーが実際は頼りないため、他のドロイドたちがやる気をなくしてしまうが、困難を乗り越えるうちにチームの絆が強まり、後半では自己犠牲を示すドロイドも登場。感動的なキャラクター描写が光っていました。
最後の方では、アソーカが殺人の濡れ衣を着せられ、ジェダイ評議会に信じてもらえない状況が続きます。アナキンだけは彼女を信じ続けるが、評議会のメンバーは「フォースは時に気まぐれだ」と繰り返し言い訳じみた言葉を並べる。あまりに上から目線で不誠実な態度に、アソーカがジェダイを脱退する決意を固める場面も納得できるものでした。
個人的に最も盛り上がったのは、帝国のマーチとともに堂々と登場するダース・シディアスが満を持して現れ、ダース・モールやサヴェージ兄弟と繰り広げるライトセーバー戦。圧倒的な緊迫感とアクションが詰まったこのシーンはまさにシリーズのハイライトで、ファンにはたまらない場面だと思いました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2021/12/13 Disney+ 2024/03/09 Disney+
総監督 | デイブ・フィローニ |
---|---|
原作 | ジョージ・ルーカス |