映画【ビッグ・リボウスキ】感想(ネタバレ):怪しい登場人物たちの笑えるドタバタ劇!ヒューマンコメディ映画

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●こんなお話

 同姓同名の大富豪と間違えられたダメダメ男が、いろいろ間違えられて災難だらけの人生の話。

●感想

 登場人物全員がどこか怪しくて信用できない、そんな人たちの会話がとにかく面白くて笑える映画でした。主人公がお風呂に入っていると突然強盗が現れ、勘違いから物語が始まる。同姓同名の大富豪の存在を知り、会いに行くも金にたかる輩に追い返される。しかし大富豪の若い妻が誘拐されてしまい、彼女を救うために身代金を渡す羽目になる。

 話は雪だるま式に広がっていき、その中でダメダメな人たちのドタバタ劇が繰り広げられていきます。主人公のボウリング仲間には、ベトナム戦争帰りでPTSDを抱えた過激な男や、話そうとすると必ず遮られてほとんど話せない男、ドイツ語訛りの強盗団、口が悪い大富豪に前衛芸術家で妊娠を望む娘、そしてナレーター役のカウボーイも登場する。さらに、犯人と思われる無表情な少年がいて、その少年を問い詰めるシーンではスポーツカーをボコボコにする場面があり、これがまた最高に笑えます。

 個人的にはもう少し短くまとめても良かったのではと思ったりもしましたが、主人公がわけのわからないトラブルに巻き込まれ続ける災難の連続は、ハードボイルドな雰囲気ながらもナレーターの語り口でヒューマンコメディとして包み込まれ、見終わったあとに思わず笑ってしまう楽しい作品になっていると思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/12/29 Hulu

監督ジョエル・コーエン 
脚本イーサン・コーエン 
ジョエル・コーエン 
出演ジェフ・ブリッジス 
ジョン・グッドマン 
ジュリアン・ムーア 
スティーヴ・ブシェーミ 
デイヴィッド・ハドルストン 
ジョン・タトゥーロ 
ピーター・ストーメア 
サム・エリオット 
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