映画【エンドア 魔空の妖精】感想(ネタバレ):イウォークと少女の冒険譚!特撮満載のファンタジーSFが魅力

The-Battle-for-Endor
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●こんなお話

 森の惑星エンドアで悪い王様みたいなのと戦う少女とイウォークの話。

●感想

 ある日、平和に暮らしていた家族のもとへ突如として軍団が襲来し、主人公の少女を除いた家族全員が殺されてしまう。唯一生き残った少女は、イウォーク族のウィケットと出会い、一緒に森の中へ逃げ込むことに。

 森の中では、高速で動く不思議な動物と遭遇し、その動物に案内されてとある家へたどり着く。そこでは食事をふるまわれ、暖もとれる一時の休息が与えられる。やがて、その家の主人である老人が帰宅する。口では「出て行け」と冷たく言い放つが、実際には食事を与え、ベッドも貸してくれ、主人公の悪夢にうなされる姿を見て慰めるなど、不器用ながらも優しさを見せてくれる存在だった。

 その老人が日中に出かけていく姿を見て、主人公がこっそり後をつけていくと、森の奥に墜落した宇宙船を発見。彼がかつてこの星に墜落し、以来ずっとここで暮らしていたことがわかる。

 そんな中、少女が持っていた不思議なクリスタルには特別な力があるらしく、それを狙って悪の王が手下の魔女を使って少女を捕らえてしまう。捕まった少女を救うために、ウィケットと老人はお城に忍び込み、仲間たちと共に彼女を救出するための作戦を決行する。

 クライマックスでは、イウォークたちが森の地形を生かして追っ手を迎え撃つ壮絶なバトルが展開。クリスタルを手に入れた敵の王がついには骨のような姿になって崩れ落ちていく。戦いが終わった後、老人が宇宙船を修理して、主人公と共に星を旅立っていく。その旅立ちを、ウィケットや高速で走る動物たちが見送っておしまい。

 全体を通して特撮の魅力がたっぷり詰まっていて、背景のマット画や衣装、美術が素晴らしく、映像を見ているだけでワクワクできる作品できました。そして何より、イウォークのウィケットの可愛らしさが際立っていて、ちょこまか動く姿を見ているだけでも十分に楽しめました。

 物語の中心にあるクリスタルについては、どんな力を持っているのか具体的にはよくわからなかったけれど、それでも主人公と老人との関係や、森での暮らし、そして後半のジェダイの帰還のような雰囲気の戦闘シーンなど、見どころが詰まった一本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/05/30 Disney+

監督ケン&ジム・ウィート 
脚本ケン&ジム・ウィート 
製作総指揮ジョージ・ルーカス 
出演オーブリー・ミラー 
ウィルフォード・ブリムリー 
ワーウィック・デイヴィス 
シアン・フィリップス 
カレル・ストライケン 
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