映画【沖縄やくざ戦争】感想(ネタバレ)

Terror of Yakuza
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●こんなお話

 沖縄のヤクザの内部抗争の話。

●感想

 90分の間のテンポ感は素晴らしくて、たくさん登場人物が登場するのに混乱することなく、高速で物語が進むのですごいです。

 登場人物たちが「たっころせ!」を口にして、本当に皆殺しにしていく話です。オープニング開始で、いきなり琉球空手で暴れる千葉真一さんがインパクト大です。
 凶暴なやくざで、沖縄のやくざから煙たがられていて。弟分の松方弘樹さんをボコボコにし、松方さんが千葉真一さんを殺そうと計画した後 千葉真一さんが松方さんを「兄弟と2人で飲みたくな」とたずねる場面は、ただれているのだけでなく。弟分を気にするシーンでよかったと思います。そして、その後にある殺害シーン。ものすごい、殺され方をしてますサニー千葉。

 姑息な成田三樹夫さんなんかも絶妙な役割で、約束を絶対守らないのが笑えました。確実に信用できないオーラを放ってました。室田日出男さんの執念のお芝居も凄かったです、そして撃たれ方も最高でした。下っ端である渡瀬恒彦さんや尾藤イサオさんの勢いも素晴らしくて、特に尾藤イサオさんを応援してしまいながら見てました。

 主人公である松方弘樹さんも、しだいに凶暴化していく素晴らしい役ですが。いまひとつ行動に共感できないというか。兄弟分を裏切って、沖縄のやくざを安泰化をはかりますが。当然、裏切られて追い詰められていくだけで。一体、何がしたかったのがみえづらかったです。

 とはいえ、とても面白い映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/03/03 DVD

監督中島貞夫 
脚本高田宏治 
神波史男 
出演松方弘樹 
渡瀬恒彦 
千葉真一 
地井武男 
成田三樹夫 
梅宮辰夫 
新藤恵美 
ひろみ麻耶 
尾藤イサオ 
室田日出男 
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