映画【劇場版 テレクラキャノンボール 2013】感想(ネタバレ)

THE SEX CANNON BALL RUN 2013, THE MOVIE
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●こんなお話

 仙台や札幌などへ向かってレースして、途中の街で女性をナンパしてHして点数を稼いで優勝者を決めるAVの企画の映画版。

●感想

 有名なAVシリーズらしくて全く知らずに見たら、レースして女性をナンパして優勝のためにこんなことをするのか! と驚くべき行動をするオジサンたち。130分見て行くとしだいにカッコよく見えてくるから不思議です。

 「○○すると5点。○○は1点。○○はマイナス」とか結構ルールが細かくて、最初のうちは何だかわからなかったですが。見て行くうちにポイントが加算されて行ってわかるようになりました。

 そしてレースに参加する人たちが優勝を目指してひたすら頑張る姿。女性をいろんな方法でナンパしていきますが、昭和58年生まれのボクはテレクラというシステムがわからず、テレクラで女性を誘う姿とか出会い喫茶とかって場所も好奇心で楽しむことができました。

 「明日会いたいんだけど」と電話して女性たちから電話を切られるタイミングの間とか最高でした。あんな切られ方したら絶対へこんじゃいそうです。出会い喫茶というところも「かるたみたい」と言っていて面白かったです。

 早く女の子をナンパしてポイントを稼いで、そこからオプションで点数が加算されていく。その様子を1日の終りでみんなで見ていく。

 出てくる女性たちのインパクトが物凄くて、そこでの男性とのやりとりでこれまた爆笑シーンになっていて面白かったです。そして衝撃の行動をとるオジサンたちにも「バカバカ!」「いやだー!」と本当にスクリーンに向かって叫んで見るという。インパクト大なシーンの連続でした。

 笑えるし面白い企画ものだとは思いましたが、見ながら笑っている一方。出会い系やナンパで知り合う女性たちを見てみんなで「オジサンみたいなオバサン」とか「太った女の人」とかを見てこの人とよくヤレるなぁという笑いなので、何となく不快な気持ちになりました。

 確かに女性たちもお金をもらって承諾を得てるとはいえ、こういう風に笑われるって良い気持ちなんだろうか? 笑われるために出演してるわけではないのではないのか? と立ち止まってしまう気持ちもありました。

 それにレースが終わってからのフェリーでのエピローグが長く感じて失速してしまいました。けじめをつけたいとある行動する若手の監督さんや専属女優さんとの関係の顛末なんて果たして必要だったのかな? と退屈でした。

 それに満員の映画館で皆で見ないとだいぶキツイ映画ではなかろうか? と思いました。

 知らない世界がのぞける映画で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/07/07 ポレポレ東中野

監督カンパニー松尾
出演カンパニー松尾 
バクシーシ山下 
ビーバップみのる 
タートル今田 

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