映画【もらとりあむタマ子】感想

☆☆☆☆

●こんなお話

23歳で就職もせず家でダラダラと過ごしてるけの女性と彼女の父親の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 2人の四季を描いていて、本当にほとんど寝てるか漫画読んでるかご飯食べてるかしかしてない映画です。
 最後の夏にお父さんに恋人ができるかも、と主人公がざわついてその相手に会いに行くという動きがあるくらい。アイドルを目指すというのも少し出てきたりもしますが、それも劇的な描かれ方はしない。

 けどこの映画の魅力は主人公の前田あっちゃんで引っ張っていくもので、普通ただ寝てるだけ座ってるだけというお芝居は難しそうですが。彼女がただいるだけ、何もしないお芝居で十分魅力いっぱいに見えるからすごいです。
 ロールキャベツを食べ、温野菜を食べ、団子を食べ、アイスを食べてというだけで見に行ってしまう不思議。
 他にも自転車姿が印象的で同級生が何故かホームで泣いている。軽く手を振るだけで特に何も言わずに彼女との距離感が出ていて良いシーンですが、主人公の自転車の後ろ姿なんかもよかったです。

 家でぐうたらしているけど、父親は何も言わない。喧嘩とかもするんだけど、決して不仲とかではなく実は2人とも愛情があるというのも画面を見てて伝わってくる映画でほのぼのしながら見ることができました。嫌いじゃないけど必要以上に口は聞きたくないという距離感。
 序盤にバッシュを買いに来る中坊が出てきますが、彼の雰囲気とかも抜群で後半結構な活躍をして面白いです。

 ゆっくりと四季が過ぎていく贅沢な映画で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/11/29  新宿武蔵野館

監督山下敦弘 
脚本向井康介 
出演前田敦子 
康すおん 
鈴木慶一 
中村久美 
富田靖子 
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