映画【河童のクゥと夏休み】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 江戸時代に親を侍に殺された河童が大地震で地面に挟まってそのまま化石になって、現代の男の子に拾われて家族との交流があり仲間の河童を探そうとしたりする話。

●感想

 130分と長いアニメーションですが、展開がだいぶのんびりで130分じっくりと体感時間も130分感じました。
 主人公と河童の出会いがあり、家族との日常が物語の半分くらいを占めてこれが退屈でした。河童が相撲強いとかビールで酔っぱらうとか、しっかりと時間をかけて描かれますが。そこまで丁寧に描く必要があるのか。
 そして世間に隠していたけど、バレてしまって大騒ぎになってしまってという流れ。

 河童は最後のほうに「人間は怖いと教えられてきたけど、そんなことなかった」といい感じのことを言いますが、この映画に出てくる人間は主人公家族以外はみんなネガティブな人間ばかりで相当な悪役でした。
 マスコミの過激な取材、野次馬。と思ったら河童の追放運動や写メばかりとったり、果てはひき逃げ。主人公家族の1億人の日本人は全員、人間の負の部分を見せてくるような描かれ方。

 話としての盛り上がりもそんなにないし、ちょっと退屈を感じてしまうアニメーションで残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2008/10/04 DVD

監督原恵一 
脚本原恵一 
原作木暮正夫 
出演冨澤風斗 
横山貴大 
植松夏希 
田中直樹 
西田尚美 
なぎら健壱 
ゴリ 
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