映画【スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼】感想(ネタバレ)

sumaho-otoshita
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●こんなお話

 殺人鬼の言うことを聞いただけなのにな話。

●感想

 千葉雄大さんや成田凌さんが出ずっぱりで彼らのアイドル映画としては楽しく見られる作品だと思いました。逆を言えば、彼らに興味がそこまでないと終始退屈に感じる時間が多いと思います。

  特にスマホを落としていないまま、連続殺人の捜査のため前作で逮捕された連続殺人鬼に捜査協力を依頼するという【羊たちの沈黙】っぽい設定で物語が始まります。

 主人公の刑事と囚われの殺人鬼が似た者同士で彼らが母親との関係がこじれていて、それを乗り越えるとかが大事な要素だと思いますが、そこらへんが描かれるわりには連続殺人の捜査とかとはあまり関係ないところで起こっている印象で、2人の裏と表のような関係が面白く感じる設定ではなかったです。

 連続殺人の犯人は誰だ? というサスペンスとしてもいかにも善人な人、いかにも怪しい人が出てきてそれが逆転するというよくある設定なのでサスペンス映画としても中途半端に感じてしまいました。真犯人が主人公に愛情をもっていたという動機もそこでいきなり発表されるので、犯行の動機として弱いと思いました。

 そしてこの手の映画なので仕方ないとは思いますが、警察がオマヌケすぎてみる気がなくなる使えない税金泥棒っぷりを発揮していました。

 いくら何でも主人公が自らの父親のことを知るためにハッキングしちゃっていいのだろうか? そしてそれが原因で彼女もハッキングされてとハッキングだらけの世界で、あと芸人さんが普段の芸人さんぽいキャラクターのまんま出てくるのとか、一気に冷めてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日:2020/10/08 Blu-ray

監督中田秀夫 
脚本大石哲也 
原作志駕晃
出演千葉雄大 
白石麻衣 
鈴木拡樹 
音尾琢真 
江口のりこ 
奈緒 
飯尾和樹(ずん)
高橋ユウ 
Ko-dai(Sonar Pocket)
平子祐希(アルコ&ピース)
谷川りさこ 
アキラ100% 
田中哲司 
成田凌 
井浦新 
北川景子 
田中圭 
原田泰造 
今田美桜 
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