アニメ【スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン3】感想(ネタバレ):スローンの策略とキャラクターの進化に魅せられる

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●こんなお話

 帝国軍と戦う反乱者たちの話。

●感想

 エズラが短髪になり、ケイナンも目を負傷してヘルメットのような装備を身につけることになった本シーズンは、ビジュアルの変化からもキャラクターたちの成長や変化を感じられる内容でした。毎話ミッション形式で物語が展開し、その中でキャラクターたちの内面が丁寧に掘り下げられていくので、誰に対しても自然と感情移入でき、ハラハラドキドキの連続。

 今シーズンの最大の敵はスローン大提督。頭脳派の敵として、チームをじわじわと追い詰めていく存在感が抜群です。そして今シーズンは実質的な主役とも言えるエージェント・カラスが光っていました。内通者としてのギリギリの立場に立たされ、バレるかどうかのサスペンスが常に張り詰めている。視聴者にはスローン大提督が実は気づいていることが示され、カラスのピンチにずっと気を揉む展開は見事だと思います。

 サビーヌはマンダロリアンとしての責任を問われ、ダークセイバーを持つことで一族を導くのか、それともゴーストチームとともにいるのかという葛藤を描かれていました。この選択を前にした彼女のドラマは見ごたえがあり、しばらく画面から姿を消しますが、最終話で誰も助けてくれない状況の中、内戦で混乱しているマンダロリアから援軍を率いて戻ってくる展開には胸が熱くなりました。

 そしてダース・モールとの因縁に、ついに終止符が打たれる。登場するのは老いたオビ=ワン・ケノービ。砂漠での一騎打ちは短いながらも深みがあり、シリーズファンにとっては感慨深いシーン。さらにアソーカの登場もあり、ファンへのサービスがしっかり詰め込まれたシーズンでもありました。

 クライマックスではスローン大提督によって仲間たちが絶体絶命に追い詰められ、まさに全滅寸前というところで終了。次シーズンへの期待が高まる終わり方でした。そして、ずっと登場していたサトー司令官の行動には思わず涙が出そうになり、このアニメーションの力を改めて感じました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2022/02/21 Disney+

監督デイヴ・フィローニ
脚本デイヴ・フィローニ
サイモン・キンバーグ
キャリー・ベック
出演テイラー・グレイ
フレディ・プリンゼ・Jr
ティヤ・シルカー
バネッサ・マーシャル
スティーヴ・ブラム
デニス・レアリー 
デイヴ・フィローニ
ディー・ブラッドリー・ベイカー
デヴィッド・オイェロウォ
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