●こんなお話
警官たちが次々に惨殺されて警官の主人公頑張る話。
●感想
お祭りの最中にスリを追いかける刑事さん。犯人を追いかけていくと逆に捕まってしまって意識が戻ると線路の上に捕まっていて「レッツプレイゲーム」とソウシリーズのお決まりの残酷ゲームが行われるツカミ。
ストーリーの大どんでん返しとゲームの残酷さを楽しむシリーズだと思いますが、この作品はどれもが中途半端に感じてしまう1本でした。冒頭のツカミの残酷ゲームも舌が挟まっている状態で地下鉄に轢かれちゃうのかどうなのかというハラハラドキドキも正直面白さを感じられず。
潜入捜査をしている主人公。警官として荒い捜査が問題となって署長からルーキーと組めと言われて新人と一緒に動くことに。さっそく冒頭の殺人を調べる。主人公は昔、相棒を正直に訴えて捕まえていて警官仲間から評判悪い。父親は上司で主人公が頑張っても仲間からは白い目で見られていて協力できない過去がある回想が挿入されたり。
そして刑事たちが1人また1人と捕まって残酷ゲームのえじきになっていく。水があふれてきそうになっていて電気が流れるかもしれないので腕をちぎれば助かるよゲームとか、熱々の蝋が顔面にたれるまでに脊髄を損傷して歩けなくすれば助かるよゲームとかがあり。ガラス瓶が勢いよく飛んできて痛いよゲームとか。
主人公も結局捕まって真犯人と会って真犯人の口から不正警官によって殺された父親のリベンジのために悪徳警官たちを殺していって、不正を正した主人公と一緒に悪徳警官を成敗していこうと提案してくる。そして最後に警官たちの不正を許していた主人公の父親が拷問にかけられていてさあ大変。という。そして警官隊が突入してきて、父親が操り人形的に動かされて警官に銃を向けて…というのもオマヌケなオチでシリーズのメインテーマが流れて盛り上がりますが、仕掛け自体には笑ってしまって、かつ犯人の動機にも「そうだったのかー」という驚きは少なめでした。
セピア色的な色味はかっこいいですが、相変わらず大掛かりな装置を1人でせっせと作っている犯人の姿を想像してしまうシリーズの1本でした。
☆☆
鑑賞日:2022/02/08 DVD
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
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脚本 | ジョシュ・ストールバーグ |
ピーター・ゴールドフィンガー | |
製作総指揮 | クリス・ロック |
ジェームズ・ワン | |
リー・ワネル |
出演 | クリス・ロック |
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マックス・ミンゲラ | |
マリソル・ニコルズ | |
サミュエル・L・ジャクソン |