映画【そのときは彼によろしく】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　幼馴染だった3人の男女が、のちに再会するけど…な話。

●感想

　トップモデルがいきなり主人公が営む水草屋さんの前にバイトで雇ってと転がりこんでくる。したらその子は9歳だかの時の仲良し3人組の1人で、けれど彼女には言えない秘密があるらしく。

　という、トップモデルがいきなり転がり込んでソファで寝ちゃったりして。普通の男子なら平常心でいられないような設定です。
　話は何故、いきなりヒロインがやってきたのか?　というのと9歳の時に仲良し3人組の子ども時代の回想が並行して描かれます。
　結構、この子ども時代の回想が大げさだしキャッキャ感が見ていられなくて辛いですが。仲良しを表現するために仕方のないことなのかな?　と思いながら見てました。

　ヒロインには秘密があるらしい。その秘密が明らかになる中盤で、まあ難病なんですが。その難病が「深く眠ると二度と目覚めない病気」という一体何なんだろう?　という病気。勉強不足で実際にある病気かもしれないですが、ちょっと物語の中にその話がいきなり出てくるので戸惑うという。しかも回想シーンで9歳の女の子にお医者さんが告知してるっつう。いくらなんでも残酷すぎではないのか。
　もう1人、仲の良かった男の子は夢を追いかけてる途中で意識不明状態になってる。これがまた物凄い急展開で、目覚めちゃうという。けれどヒロインは……な展開。

　この映画、誰かしら意識不明になっていて。その人が目覚めると誰かしらが意識不明になるというトンデモないことになってます。覚えてる限り2回あります。誰かが意識失って意識取り戻して、誰かが意識不明になる。そして甦った人は「あの人が夢に出てきた」と意識不明になった人から三途の川で引き戻される体験を語るという。
　何このシステム。

　映像は綺麗だし、旬の役者さんを使ってるけど。9歳でキスシーンがあるというオマセさんたちのお話でついていけないし。何より、さっきまで意識不明でずっと寝たきりだった人が。次のシーンでどーんと復活してたり、サイボーグのような登場人物についていけない映画でした。

☆☆

鑑賞日:2013/09/14　Hulu