映画【世界にひとつのプレイブック】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 愛する人を失った人たちがダンス大会で再生していく話。

●感想

 主人公の男性が精神病院での日常から始まり、すぐにキレてしまうので病院に入れられてしまう。妻の不倫現場を目撃してから精神が壊れて双極性障害と診断されて入院してたけど、退院する。
 それでも愛する妻に会いたい気持ちでいっぱいの主人公。旦那の死で職場の全員と寝てしまったという、これまた壊れてしまっているヒロインと出会う。彼女が愛する奥さんと知り合いだってんで手紙を何とか渡してもらおうとする。

 病んでる2人が主人公で機関銃のような台詞の欧州に短いカッティングで目まぐるしい映像であわただしかったです。それでいてアメフトの熱狂的ファンな人たちの家族という背景なので、イマイチアメリカ人の文化がわからないと入り込めないような背景の映画で。最初は見ててきつかったです。
 それが120分延々と続いていきますが、最後の最後。ダンス大会が終わり主人公とヒロインのハッピーエンドとして終わる。表面的な部分では大忙しで進む映画ですが、物語の根底ではしっかりと盛り上がっていて、構成の妙で見せる映画で面白かったです。

 登場人物全員が人生の岐路に立っていて、さまよい続けて他人の同情に受けずに必死に生きようとするという姿。一市民の家族を通して見せていくのはとても興味深く面白く見ることができました。
 ただヒロインがいきなりダンス大会参加を決断したり、父親が全財産をアメフトの試合に賭けちゃったりと強引な展開がついていけなかったです。

 とはいえ、一般社会からはじき出された者同士のラブコメとして面白い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/02/06 Blu-ray

監督デイヴィッド・O・ラッセル 
脚本デイヴィッド・O・ラッセル 
原作マシュー・クイック 
出演ブラッドリー・クーパー 
ジェニファー・ローレンス 
ロバート・デ・ニーロ 
クリス・タッカー 
ジャッキー・ウィーバー 
アヌパム・カー 
シェー・ウィガム 
ジュリア・スタイルズ 
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