●こんなお話
鉄道が開拓されている西部で土地の利権をめぐるって争う人たちの話。
●感想
映画史に残る冒頭の無言で汽車を残る3人の男。というのがやっぱり最高で無言なのに集中して見せてしまうのがさすがでした。その後も汽車が過ぎ去った後に立っているチャールズ・ブロンソン。という構図もかっこいいです。3時間近い上映時間のうち、顔面のアップが半分くらいあるのではないかというくらいアップの映画でもありました。CGのない時代に汽車が動いていたり、画面いっぱいにいろんな人がいて遠くに渓谷があってという映像も綺麗で雄大で見ているだけでうっとりしていしまう映像でした。
ただお話のほうはチャールズ・ブロンソンは復讐したいんだろうなというのはわかりやすいですが、その方法や行動がいまいちつかみずらくどうやってリベンジしようと計画しているのかわかりにくかったり、主人公とバディ的な存在になる山賊とかもどういう動きをしているのかつかみにくいため、ちょっと登場人物の動きを把握するのが大変な映画でした。カタキ役である鉄道王周りの動きとかも何が起こってるのかわからないまま進んで退場していって、最後に最後に判明するという流れなのでカタルシスとかはあまりなかったです。
西部劇の終焉な男たち、というより女1人で生きていくという自立ものとして楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/06/29 NHK BSプレミアム
リンク
監督 | セルジオ・レオーネ |
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脚本 | セルジオ・レオーネ |
セルジオ・ドナーティ | |
原案 | ダリオ・アルジェント |
ベルナルド・ベルトルッチ | |
セルジオ・レオーネ |
出演 | ヘンリー・フォンダ |
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クラウディア・カルディナーレ | |
ジェイソン・ロバーズ | |
チャールズ・ブロンソン |