ドラマ【新選組!】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　多摩の百姓の近藤勇たちと仲間たちが幕府のために頑張る青春の話。

●感想

　三谷幸喜さんらしい笑えるエピソードがあって、楽しいドラマでした。

　狼士組を結成した清川八郎が天子様のゆるしを得て、余裕な感じだったのに。次の回では幕府の命がなくては動けないと歯痒い思いをしていたり、大切な仲間の切腹の次の回ではコメディ回だったりと流れがよくわからない所もありました。言葉遣いも、思いっきり現代語なのも大河ドラマファンからすると受け付けにくいかもしれないドラマでした。

　やたら、正義感な近藤勇というのは、最初、観ていてイライラしましたが、長いドラマの特性かしだいに慣れちゃうから不思議です

　井上隆さんが討ち死にする熱演は、感動的でしたが。弾丸がスローになるというマトリックス演出に興ざめだったり、京都に行ってから、しだいに出生していく様子と隊士たちの粛清なんかはドラマチックで興奮して面白く見れましたが。鳥羽伏見の戦いが始まるあたりから、一気に失速で主人公たちの行動が受身に入ってしまって、全ての行動が後手に回ってしまうので、何の魅力もなくなってしまっている感じをうけてしまいました。

　とはいえ、全49話。新しい大河ドラマという気概が感じられて、続きが気になるドラマでした。

☆☆☆

鑑賞日: 201/02/17　テレビ放映