映画【ロマンスドール】感想(ネタバレ)

romancedoll
スポンサーリンク

●こんなお話

 ラブドール職人とその奥さんの夫婦の話。

●感想

 ラブドール職人というモチーフが面白くて、お客さんにどうやったら喜んでもらえるかと職人として突き詰める姿が単純にお仕事映画として楽しかったです。

 ラブドールの仕事を見せつつ仕事に没頭して家庭を顧みない旦那さんに忙しそうにしていて、なかなかしゃべることができない奥さん。しだいに距離ができていて、お互い浮気して…。とか、王道の夫婦ものな展開でした。それが軽く描かれるのでポンポンと進んで見やすかったです。旦那さんが浮気したうんぬんという流れとかは、ゲーセンで暴れている女性をとがめて…という流れとかは結構無理やりなんではないかと思ってしまう出会い方でしたし、その後の別れ方もあっさりしていて浮気にしては軽い描かれ方なのが個人的にはいかがなものかと思ってしまうキャラクターでした。

ただいくらなんでも誰かの役に立つなら? と自分の体を参考にしてラブドールを制作してほしいということで完成まで頑張るのが後半の流れですが、さすがに自分をモデルにしたラブドールが見ず知らずの男性に可愛がられるのって気持ち悪くないのか? と少し引いてみてしまいました。

 クライマックスはラブドールが完成するまでひたすら愛し合う夫婦のシーンがモンタージュ的に描かれますが、これほど男性が喜ぶためという名目のもと調べるために女性の体を研究しているのに一切おっぱいとかは映らないのがどうしてだろう? と思ってもしまうラブシーンの連続でした。

 とはいえ、主人公の先輩職人のきたろうさんが渋い映画でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2020/07/24 DVD

監督タナダユキ 
脚本タナダユキ 
原作タナダユキ
出演高橋一生 
蒼井優 
浜野謙太 
三浦透子 
大倉孝二 
ピエール瀧 
渡辺えり 
きたろう 
タイトルとURLをコピーしました