映画【リチャード・ジュエル】感想(ネタバレ)

richard-jewell
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●こんなお話

 爆弾事件で第一発見者でいち早く非難を行った警備員が英雄から容疑者になってしまって、もろもろ大変な目に遭う話。

●感想

 警察やマスコミによる怪しいからという理由だけで違法捜査やひたすら監視されたりみな周りをさらされる被害を描いていてアメリカも日本も変わらないことを教えてくれる映画でした。

主人公の人の好さ純粋さが最高で絶対的に自分がピンチのはずなのに相手に協力したりして周りが止めるという無垢さがよかったです。主人公を追い詰めるFBI捜査官たちの憎々しさ怪しさも最高でした。

 主人公と彼を弁護する弁護士とのバディものとしてもよくて、冒頭で主人公と弁護士が出会ってそこまでしゃべらなくてもいい関係で彼らが一緒に危機を突破していくカタルシスもあってよかったです。

 ただ最初に主人公を容疑者にした女性記者さんが主人公の弁護士に罵倒された次のシーンで「彼が犯人じゃない」といきなり閃くのとかが急すぎて、そこから主人公たちを優しく見守るだけの役割であまり面白くないキャラクターでした。このマスコミの描き方とかもステレオタイプすぎて面白くなかったです。

 とはいえ、リチャードジュエルさんの名誉回復ができて安堵する映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/07/22 DVD

監督クリント・イーストウッド 
脚本ビリー・レイ 
原案マリー・ブレナー
出演ポール・ウォルター・ハウザー 
サム・ロックウェル 
キャシー・ベイツ 
ジョン・ハム 
オリビア・ワイルド 
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