映画【RETURN(ハードバージョン)】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ブラジルに渡っていた男が日本の実業家を暗殺するために来日して、彼に恨みを持つヤクザや実業家と三つ巴のバトルになっていく話。

●感想

 ヤクザを殺害してしまってブラジルに渡る冒頭からヤクザの3人姉妹がぶっ飛んでいて、その長女を出所させるところから無茶苦茶で更には原発が怖いからブラジルへ移住しようとする。それと同時進行で主人公が来日して福島原発近くで見つけた銃剣を手に実業家を暗殺しようとする主人公のシーンが交互に描かれていきます。
 この実業家も旧日本軍からの流れで今や何でもやっている日本の支配者という漫画みたいな設定なんかも面白かったです。

 けれども原田監督作品らしい短いカッティングとボソボソアドリブのように喋るシーンの連続に今誰が何をしているのかがわかりにくくて1度見ただけじゃ理解できなかったです。
 仲間のタクシー運転手の回想とかも長いし、日本軍、原発、果ては心霊までいろんなことが描かれて行って、ただでさえ人間関係が分かりにくいのでそれで余計に呆然としてしまうような展開でした。

 椎名桔平さんの銃剣を使ったアクションなんかは迫力あってカッコよかったです。
 ただやっぱりチャップリンゲームとかいかんせん長すぎで本人たちは楽しそうにしていますが、ちょっと見てるの辛かったです。
 原田監督の【KAMIKAZE TAXI】のような世界観で楽しめる映画でした。

☆☆

鑑賞日:2014/09/04 DVD

監督原田眞人 
脚本原田眞人 
出演椎名桔平 
水川あさみ 
山本裕典 
土屋アンナ 
キムラ緑子 
赤間麻里子 
堀部圭亮 
山路和弘 
でんでん 
田中泯 
高嶋政宏 
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