映画【赤毛】感想(ネタバレ)

Red Lion
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●こんなお話

 官軍の先遣隊として百姓上がりの主人公が宿場町で官軍は素晴らしいと落ち着かせるけど、代官とか幕府側の人間が妨害してきたり、そもそも官軍が無茶苦茶だった話。

●感想

 幕府を倒すために江戸へ向かう官軍。官軍の先遣隊として混乱せずに鎮撫するようにと命令を受ける赤報隊。そこの1人だった主人公が赤報隊の隊長の代わりとして生まれ故郷の街へ行って鎮撫するようにと官軍の証明である赤毛をかぶって向かう。

 悪代官が百姓から年貢の取り立てやら賄賂やら酷い状態で貧困が凄い。そして主人公は官軍として年貢の免除とか人身売買の契約の解消とかをやって売春婦たちを解放していってみんなハッピーになる。けど主人公はガキ大将のときに木から落ちて頭を打って勉強ができないと言われている人間で、スリの男が医者から英語を学んだりして頭がいいので彼に文章を読んでもらったりしてる。

 そして主人公は昔、ヤクザに簀巻きにされて殺されかけて恋人がいたけど。今、官軍の代表として戻ってきて恋人を取り戻す。一緒になるけど、その恋人も何か隠し事をしている様子。さらに幕府に恩義を感じて官軍を敵視する遊撃一番隊という組織が主人公の事を妨害してくる。居合の達人の刺客が主人公と対決しようとしたり。

 いよいよ官軍がやってくるというので子分のスリに街を鎮撫したと報告するように向かわせるけど赤報隊は処刑されていて官軍は勝手に都合のいいことを言ってまわったのは赤報隊と切り捨てられる。官軍が宿場町に攻めてきて1人また1人と殺されていく。主人公は周囲の人たちから逃げるように説得されるけど、恋人が射殺されて「インチキ!」と怒って立ち向かって射殺される主人公。幕府から新政府から変わっても何も変わらず、ええじゃないかを踊るしかない百姓たち。

 政権が変わろうが結局何も変わらないという現実。真面目に生きてる人たちが何も報われないのがただただ辛かったです。それをコミカルにバイオレンスに描いていてよかったです。

 ただ主人公の流れと刺客の流れとスリの子分の流れと恋人の流れと描かれる登場人物が少し多くて、主人公とかが消えちゃうシーンとか多くて何の話かわからなくなる構成でもありました。

 「葵から菊に変わっただけさ」と世捨て人でニヒルな用心棒の高橋悦史さんのかっこよさったらない映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2010/07/11 DVD 2022/09/03 U-NEXT

監督岡本喜八 
脚本岡本喜八 
広沢栄 
出演三船敏郎 
寺田農 
高橋悦史 
岩下志麻 
岡田可愛 
吉村実子 
望月優子 
乙羽信子 
神山繁 
田村高廣 
伊藤雄之肋 
富田仲次郎 
花澤徳衛 
天本英世 
砂塚秀夫 
浜村純 
岸田森 
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