映画【REC/レック4 ワールドエンド】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　1作目の主人公が気づいたら、隔離施設である貨物船で感染者を研究していて、案の定パンデミックしちゃっててんやわんやする話。

●感想

　1作目2作目の特徴であったPOV方式が3作目の途中からPOVがなくなってしまいましたが、今作でその形がなくなって普通のゾンビホラーな映画になっていました。
　スピード感あって狭いんだか広いんだかわからない船内で猛ダッシュしてくる感染者が怖かったです。
　けれどもはや数多く作られているこの手のジャンルで、他の作品と特に変わらないような展開だったり見せ方なのでつまらなくはないけど面白くもない印象でした。

　話は1作目の生き残りのリポーターが気づいたら隔離施設の貨物船で目覚めるところから始まり、天地人の紹介。
　短い上映時間でいてゾンビみたいな感染者が襲い掛かってくるというのは4作目なので見ているほうがわかりきっているのに、なかなか感染が広がらず結構丁寧に登場人物の配置を紹介していくシーンが展開していくので結構退屈でした。

　感染が広がってからは、後はひたすら逃げながらも寄生体がいるぞ、と疑心暗鬼になる展開。この登場人物たちが疑心暗鬼で疑いあう展開もそれほど怖くもなく、それよりもどうしてそんな行動とるんだろう?　という気持ちで入り込めない設定でした。
　武器がない中、いろんなものを使って武器にして感染者の身体を切り刻んで戦うのは面白かったですが、全速力で襲い掛かってきて咬みつかれていく人たちをボケッと見つめている映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/02/06　新宿武蔵野館