映画【ラビット・ホラー3Ⅾ】感想(ネタバレ)

rabbithorror3d
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●こんなお話

 ウサギを殺した弟とその姉がいろいろ体験する話。

●感想

 オープニング、ウサギを殺す子どもというショッキングな映像で驚きました。ツカミはバッチリでこれから何が起こるんだろう? と楽しみな出だしでよかったです。物語は、ウサギを殺した弟とある事件がきっかけで言葉を失った姉が映画館でウサギの人形を拾ったことから始まりますが。

 まず、ウサギの着ぐるみが恐怖の対象として出てきますが全く怖くないっつう。むしろ可愛らしい。そのため恐怖シーンとして弟がウサギに連れまわされるシークエンスがありますが怖くないため、恐ろしく退屈に感じてしまいます。

 そして、どうしてウサギの着ぐるみが恐怖として出てくるのか? それは、主人公が言葉を失うきっかけとなる事件が回想で流れますが。ここが意味がわかりませんでした。父親の再婚相手の継母と仲が上手く行かないという関係性は十分理解できますが。遊園地で遊んでるとウサギの着ぐるみが出てきて一緒に遊びますが、顔をとるとそれは継母でウサギの人形をプレゼントして……。って流れ。心を許してない継子にたいして、お母さん遊園地にウサギの着ぐるみ着て一緒に遊びます? 逆に嫌われるぞ。と思ってしまいます。そして、そこで起きる事件も脱力するようなものでした。

 そして、弟は実は……。って展開になって真相に向かいますが、ここもわかりずらかったです。単純に主人公と弟は二重人格かなんかだと思いましたが、なんだか違う様子。わかりずらくて、正直、誰が何に対してどういう気持ちなのかわからないまま怖くない描写を繰り返されるっつう拷問のような展開でした。もっと、時間軸の流れを整理してほしかったです。

鑑賞日:2012/03/03 DVD

監督清水崇 
脚本林壮太郎 
保坂大輔 
清水崇 
出演満島ひかり 
香川照之 
大森南朋 
緒川たまき 
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