映画【POV~呪われたフィルム~】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 番組収録していたら本当に心霊現象に襲われる女優さんたちの話。

●感想

 志田未来さんの番組で不思議なことが起こって、川口春菜さんの母校の中学校へ行って浄霊しなくてはいけないという流れの序盤ですが。この配信番組での主人公2人のやりとりがぎこちなく、見ていると笑ってしまいそうになりました。スタッフさんたちの反応も、いつも怒鳴ってばっかりのディレクターにドジばかりのADというステレオタイプなキャラクターがコントのようで笑ってしまいます。

 投稿された映像は、不気味なものが多くて怖かったですが。それに対する主人公たちのリアクションを見ると笑ってしまうというなんとも微妙なものになってました。やたらとテンションの高いお芝居が見れます。

 ほいで、中学校で浄霊することになりますが。ここでも誰もいない学校の留守番の先生が出てきますが。この先生をはじめ皆さん説明台詞なのが興ざめでした。
 鍵をかけたはずの扉が開いてるのを見て「さっき、鍵は閉めたはずよ」「絶対閉めたもの」と言っても、見りゃわかるよ。と思ってしまいます。
 電話がかかって「何? 事故? ○○が交通事故?」と昭和の刑事ドラマのような電話の会話だったりも笑えます。

 ほいで、学校で不思議な体験をしますが。基本、音で驚かせるショッカーが中心なので怖がるというより驚くのを連続なので見ててぐったりと疲れてしまいました。主人公たちのスクリームの連続にも疲れます。

 そして、ラスト15分でいきなり始まる試写会なんかもほとんどコントのようで笑ってしまいます。

 お化け屋敷のような怖さでいいですが、もっと驚かすというより人間の本質的なものに訴えかけるホラーを見たかったです。

☆☆

鑑賞日:2012/07/05 Blu-ray

監督鶴田法男 
脚本鶴田法男 
出演志田未来 
川口春奈 
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