映画【ペンギン・ハイウェイ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 小学4年生が体験する奇妙奇天烈摩訶不思議な話。

●感想

 少年がひと夏の経験を通して成長するジュブナイルものとして作画の力もあってか、こぞジュブナイルという気分にさせてくれる映像でした。 

 けれども話の方は終始よくわからず、ついていくのが必死でポカンとしたまま110分過ぎていきました。 

 主人公はなんでもかんでもメモを取って小学4年生とは思えない天才的頭脳の持ち主で友達の女の子もそんな感じなので、なんでこんな生意気な子どもなんだと共感とは程遠いキャラクターで、ずっと苦手な言動行動をとる人たちでした。主人公のお父さんなんかもいちいちかっこつけたこと回りくどいことしか言わないので、お父さんも出てくるたびにイライラさせてくれるキャラクターで苦手でした。 

 なぜペンギンが出てくるのか、そもそもペンギンの姿をなぜしているのか、森の先にある広大な草原みたいなところにある海とは何なのか、そもそもあんな広い草原を何で子どもたちしか知らないのか、お姉さんの正体は何なのか、何でお姉さんは街を出ようとすると体調崩すのか、食べずに過ごすことができるのか、などなどわからないことが多くて、しかもその謎を主人公たちは当たり前に受け取って行動していくので、見ている自分だけがおかしいのかと疑問に感じてしまう映画の設定でした。 

 SF的設定が説明されないままSF的設定で解決していくので、いくら主人公たちが頑張っても応援する気持ちになれないのがジュブナイルものとして致命的にマイナスな映画で110分が苦痛のアニメーションでした。 

☆☆

鑑賞日: 2018/08/24 TOHOシネマズ川崎

監督石田祐康 
演出新井陽次郎 
亀井幹太 
脚本上田誠:((ヨーロッパ企画))
原作森見登美彦
出演(声)北香那 
蒼井優 
釘宮理恵 
潘めぐみ 
福井美樹 
能登麻美子 
久野美咲 
西島秀俊 
竹中直人 

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